Sun Set Days
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僕の持っているデジタルカメラは、SonyのCyber-ShotのDSC-F505というやつで、レンズの部分がまるで本格的な一眼レフのカメラででもあるかのように長い。 はじめて登場したときに、雑誌を見ていてそのデザインに一目ぼれをして、買おうか買うまいか迷って、でも結局買ってしまったものだ。 当時、出張生活を続けていて、ありふれた言い方で言うのなら自分へのご褒美を買ってもいいんじゃないかというくらいには働いていて、それで決めた。 いまでも覚えている。そのとき僕は群馬県にいて、普段はヨドバシ派ではあるのだけれど、そのときには高崎駅の近くにあるビックカメラで購入したのだった。 もう2年半以上前の秋の話だ。
昨日今日と、連休ということで気が抜けてしまったのか風邪で寝込んでしまい、鼻水がとまらなくて、一日中なんだかぼんやりのんびりしていた。 熱はそれほどでもないのだけれど、頭痛と鼻。 そしてそのときにベッドから見えるところにデジタルカメラがあったので、一度ベッドから出てそれを取りに行き、再びベッドに戻った。 横になったまま、POWERスイッチを右にずらして電源を入れる。 モードを「PLAY」に合わせる。そうすることで、メモリースティックの中に収められている写真を見ることができるのだ。 聴きなれた小さな起動音がした後で、小さな画面にこれまでいろいろな場所で撮ってきた写真が映し出される。 当たり前のことではあるのだけれど、どの写真もどこで撮ったものかはわかるものばかりで、思い出そうとするとそのときの状況のようなものすら思いだすことができる。 そういうときには、人間は自分が体験した記憶を失ってしまっているわけではなくて、ただ忘れているだけだということを信じられたりもする。 たくさんの場所の、たくさんの写真。 写真をきっかけに、結構思いがけないことまで思い出されたりもした。
そしてひとつわかったことが、僕は自分が思っている以上に散歩しているのだなということ。 成人男子の趣味として散歩がどの程度ふさわしいものなのかということはさておき、かなり歩いている。 でもまあ、趣味って基本的には個人的なものなので、自分がよければそれでいいのだけれど。
そうそう、デジタルカメラは前述のように見た目が立派そうなやつなので、撮ろうとするときに結構目立ってしまってはずかしかったりもするのだけれど。 たとえば同じデジタルカメラでも「IXY DEGITAL」や「SORA」くらいの大きさの方が、何気なく散歩に持っていくには適しているとは思う。 まあ、気に入っているので別にいいのだけれど。
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そして、この2日間ちゃんとしたものを食べていない…… 昨日はアーモンドチョコレート1箱とジュースとお茶とコーヒーだけ。 今日も眠って起きての繰り返しの間にやっぱり飲み物しか飲んでいなくて、夜にこのまま何も食べないのはまずいなと、けれど外に出ようという気分ではなかったので、約1年ぶりくらいに自分の部屋にピザを頼んだ(デリバリーはこういうときに便利だなと思いながら)。 ちょうど数日前に投げ込みチラシが入っていたのだ。 注文をした際に電話番号を訊かれ、携帯の番号を伝えると住所がちゃんと登録されていた。 昨年1度だけ頼んだのだけれど、それがいつだったかはよく覚えていない。 ピザを最後に食べたのは昨年の年末に後輩の家に遊びに行ったときだということは覚えているのだけれど。 ピザってメニューを見て選んでいるときが一番楽しい(ドリンクメニューのところにセブンアップがあったので、思わずそれも注文する)。 そして、1人でピザを注文したときに、自分が社会人だって実感することができたことがあったよなとなんとなく思う。 たとえばそれが回転であっても、おすしやさんに1人で入ったときとか、子供の頃にはちょっとできなかったいくつかのこと。 そういうのもやろうと思えばもう簡単にすることができるようになっているのだ。
そして到着したピザ(Mサイズ)は、半分しか食べられず、後は冷蔵庫の中へ。 明日レンジで温めて食べよう。
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お知らせ
今日ぼんやりとくりかえし聴いているのは、Angela Ammonsの『Angela Ammons』。 前回のロード中に購入したCD。 女性ボーカルのロックで、シェリル・クロウやアラニス・モリセットが好きな人にはオススメできると書かれていたような気がします。
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