Sun Set Days
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パラレルワールドっていうのがある。 よくSFなんかに出てくる、自分が住んでいる世界と平行なところにある、何かがちょっとだけ、あるいは大きく違う世界のことだ。 いわゆる「もしも……だったら」という設定を描くための道具として使われていることも多い。 書店にたくさんある歴史のイフを描いた小説(もし第二次世界大戦で日本が勝利していたらとか、本能寺の変を織田信長が生き延びていたらとか)も、ある種のパラレルワールドを取り扱っているということができるだろう。
さて、ということで今日はいくつかのパラレルワールドについて言及してみようと思う。 ほんのちょっとだけ何かが、あるいは大きく異なっているいくつもの世界。 できるだけ誰もが知っている題材を選んでみたので、その違いを比べてみてはどうだろう。
「パラレルワールド もしもサザエさん」
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サザエさん一家は都心近郊のマンションに暮らす核家族だ。500世帯もが住んでいるマンションは都会の常なのか隣にどんな人が住んでいるのかもわからない。よく鍵やサイフを忘れて買い物に出かけてしまうサザエさんは、完全オートロックのマンションの中に入れずに立ち往生してしまうことも少なくない。父親の波平の住む家までは電車を乗り継いで50分ほどかかり、出かけるにはなかなか腰が重くなってしまっている。最近はマンションの敷地内で不謹慎な落書きが多発する事件が起こっているので、タラちゃんを外で遊ばせておくのもちょっと心配だわと思っている。
主な登場人物
サザエさん……専業主婦。マスオの稼ぎだけでは家計が苦しいので、パートに出ようかと考えている。
マスオさん……サザエの夫。勤務先が二年連続赤字を出しており、社内の雰囲気が淀んでいる。
タラちゃん……2人の子供。したくもないお受験の勉強でいっぱいいっぱい。
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花沢不動産はバブル期の無謀な投資が嵩み、不良債権にあえいでいた。花沢家の一人娘花沢さんは、都内の一等地に土地を持つ磯野家の息子カツオに色仕掛けで近付き、土地の権利書を奪おうと画策する。 しかし、それに気がついたカツオの妹ワカメは、自分こそが土地の権利を奪うのだと、さらに罠をかけようとする。 業の深い面々が繰り広げる、騙し合い、そして奪い合いが始まろうとしていた……
主な登場人物
カツオ……波平から土地を引き継いだ磯野家の長男。小学校時代の親友中島の興したベンチャー企業の平社員。
ワカメ……アメリカ留学経験ありの才女で、カツオの手にある権利書は自分にこそふさわしいと思っている。かつての、いつもスカートからパンツを出していた面影はもうない。
花沢さん……なぜか妖艶な美女に成長した。父親の背負った多額の不良債権を処理するために手段を選ばない女。声は相変わらず低い。
ワールド��「……あれ?」
磯野家は昔ながらの日本の大家族だ。いつも笑いが絶えず、相変わらず年に一度は泥棒に入られている(無用心)。波平も老いてますます元気だし、サザエさんは相変わらずおっちょこちょい。そして、ネコのタマまで相変わらずだ。 さて、そんな磯野家の面々を確認してみよう。
波平……磯野家主人。
ふね……波平の妻。
サザエ……磯野家長女。フグタ家に嫁いだ。
マスオ……サザエの夫。磯野家に住んでいる。
カツオ……磯野家長男。
ワカメ……磯野家長女。
タラ……マスオとサザエの子供。
キノコ……マスオとサザエの子供。
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お知らせ
Sunさんが小説担当、SetさんがおちゃらけDays担当というわけではありません(たまにSun Setさんって、何人のユニットなんですかって訊かれてみたり。冗談ですけど)。
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