Sun Set Days
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| 2003年09月18日(木) |
『ILLUMINATE』 |
今日は休日で、午前4時少し前に近くにある24時間営業のファミリーレストランに行って、持ち帰り仕事をやっていた(深夜のファミリーレストランには3組しか客がいなくて、随分と静かだった)。 6時過ぎに会社に行って、それから11時くらいまで職場で続きをする。 終了したのはお昼過ぎで、それから眠たい頭でぼんやりしながら部屋に帰ってきた。 途中、CDショップによって、UAのベストアルバム『ILLMINATE』を購入する。 2枚組で、初回盤のみ幻のレア・トラック集8cmシングルが付いているもの。 部屋に帰ってきてから、あまりの眠たさに倒れるように眠り(昨夜から1時間くらいしか眠っていなかったのだ)、起きたのが19時少し過ぎ。6時間くらいは眠ったことになる。生活リズムは乱れてしまってはいるのだけれど、早速CDをハードディスクに録音して、それを聴いているとそんなことはどうでもいいことなのかもしれないと思えてきたりもする。 UAの声は独特のハスキーで伸びやかなもので、様々な光景が歌っている背後でフラッシュバックしていくようなイメージがある。たとえば世界の自然であるとか、都市の映像のようなものが彼女の背後にある大きなスクリーンに次々と映し出されていくような感じだ。それは彼女の声がいくつもの透明な粒子の糸のようなものを結び合わせたように感じられるからかもしれないし、骨太な存在感のようなもののせいなのかもしれない。 それにしても、はじめてUAを聴いたときには僕はまだ学生で、デビューミニアルバム『HORIZON』を当時の恋人の部屋ではじめて聴かせてもらった。確か、藤原ヒロシがプロデュースしていて、藤原ヒロシが好きな人だったからそれで購入したということだったと思う。そのときには歌がうまいなあと思っていたくらいだったのだけれど、その後1stアルバム『11』を聴いたときに「雲がちぎれる時」という曲がよくて、それで好きになってしまった。 その後も、アルバムが出るたびに大体は買ってきて(全部は購入してはいないのだけれど)、「ミルクティー」、「リズム」、「青空」など好きな曲もたくさんある。 また、かつて神奈川県から千葉県に転勤になるときに部屋探しに行くために車を運転していったときがあったのだけれど、そのときに当時よく一緒に遊んでいたアルバイトの男と一緒にドライブがてら出掛けていって、途中の東名の渋谷前で大渋滞に巻き込まれてしまった。そのときにもUAの『AMETORA』というアルバムがかかっていたことなんかをどうしてかいまでも覚えている。物心付いてからあんなに渋滞に巻き込まれたことはなかったから、それで覚えているのかもしれない。
こうやってベストアルバムを聴いていると、懐かしさと改めての新鮮さが感じられ、何度も聴くことができそうだと思う。 初期のソウルっぽさが徐々にジャズやブルースっぽくなっていくところも、ベースは変わらないながらも変遷を聴くことができて興味深いし。 1人のアーティストをだいたい時系列で聴いていくというのは、成長や円熟や変化と変化しないものをいろいろと目の当たりにさせられておもしろいと思う。
ちなみに、収録曲は次の通り。
<Disc1>
HORIZON 太陽手に月は心の両手に 情熱 リズム 雲がちぎれる時 甘い運命 悲しみジョニー ミルクティー 数え足りない夜の足音 スカートの砂 プライベートサーファー 閃光
<Disc2>
ストロベリータイム ランドリーより愛を込めて あめふりヒヤデス TORO ロマンス 電話をするよ アントニオの唄 サマーメランコリック 赤いあなた 水色(new mix) 大きな木に甘えて 温度 ドア 世界 青空
<レア・トラック集8cmシングル>
情熱(macaron mix) リズム(sakuragaoka flava mix) ミルクティー(ナカマ mix)
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お知らせ
UAという言葉にはスワヒリ語で”花”という意味と、”殺す”という意味があるというのにそうなんだと思ったものです。
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