Sun Set Days
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ついさっき部屋に帰ってきて、そのときにもすでに雨が降っていたのだけれど、いま窓の外で音を立てているような激しい雨ではなかった。 今日、後輩と一緒に帰っている途中に、今年ももう1ヵ月半しかないのだという話をしながら歩いていた。早いなあと言いながら。
そんな会話を交わしていると、いまさらながら11月も半ばを過ぎてしまったのだということにしみじみと感じ入ってしまう。今年もたくさんの出来事があったはずなのに(それこそDaysを読み返してみるとそれなりにたくさんの出来事があったことがわかる)、それでも随分とあっという間に時間が流れてしまっているような気がしてならない。もちろん、そんなことは毎年のことなのだけれど、一年の終わりが近づくにつれて、背筋を伸ばさなければというような感覚と、無性にわくわくするような気持ちと、あっという間にこんな時期まで来てしまったのだという感慨めいたものを抱く。
そして、このくらいの時期になると、いつも自分の中でうまく季節感をつかむことができなくなる。街を歩いているとクリスマスムードがたっぷりだし、街路樹は色を落とし冬を迎える準備をしているし、気温だって加速度をつけるようにどんどん下がっている。ただ、やっぱりいまだに雪が降らないことが、季節をうまく感じられない理由なのかもしれないとなんとなく思う。10月末くらいに初雪が降って、それから何度か思い出したように雪が降って、そういう日々を通じて少しずつ冬を実感していった記憶がやっぱり強いのだ。子供の頃に繰り返し過ごしてきたそのような季節の移り変わりが、ある種の原風景のひとつをかたどっているためなのだと思う。
というわけで、僕は今年もなんとなく季節感をうまくつかめないでいる。それでいて、季節の変わり目に流行してしまう風邪だけはちゃんともらったりもして、いまこれを書いている間も頭ががんがんしているのだけれど…… 原則的には風邪のときには薬は飲まないようにしている派なので、暖かいものを食べて、ゆっくりと眠ろう。 こじらせないように、他の人にうつさないように、悪化させないように気をつけながら。
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まだひきはじめだと思うのです。くしゃみとはなみずが……
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