ふと気づくと、見なれた風景の中に、見なれぬ隙間を見つけることがある。たとえば、1日にして葉の落ちた街路樹。たとえば、いつのまにか止んでしまった虫の声。たとえば、冬特有の晴れ渡った夜空。たとえば、知らぬ間に取り壊された建物。たとえば、いつのまにか連絡のなくなった知人。なにやら、さみしい気分になる。