Sparkle
by RenA



 終末

君とは長くないかもしれない
いつからか気づいていた
黙って笑っていられたのは
すこしだけ信じていた
日々があったからかもしれない

流れてく
 ときの中で
  削り取られた
   カケラが風に
  散っていった
 奪われてゆく
ものは何なのか

私には気づけなくて
私にはわからなくて
ねえ 君は知ってたの?

筆談でおしゃべりをした跡が
まだノートの隅に残ってる
君の薄い鉛筆の跡はいつか消そうね
過ごした日々は消せなくても
楽しかった思い出も
傷になった思いでも
消せなくても
君の薄い鉛筆の跡はいつか消そうね

流れてく
 ときの中で
  削り取られた
   カケラが風に
  散っていった
 奪われてゆく
ものは何なのか

私には気づけなくて
私にはわからなくて
ねえ 君は知ってたの?

2002年01月25日(金)
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