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あっつぅ - 2003年04月19日(土) ほんまに暑い一日やった。 もぉ、真夏みたいにTシャツ一枚で炎天下をうろうろする羽目になってしまいました。 あっという間に、巷を席巻していた桜の花は、緑の葉を繁らせた単なる木に成り下がって、歩道の躑躅が袖で出番を待っている役者のように見えてしまうのだ。 今は はなみずき が幅をきかせておりまする。 と、いいつつ花の事なんかはどうでもよかったりする。 ありゃ単なる植物なので、花の咲いた桜と葉を繁らせた桜に種としての違いはあろうべくもない。違いを認識するのは、それを見る人間の側であって、散る花にものの哀れを感じるのは、結局、桜が哀しいのではなくて、それを見る人間が哀しいのだ。「桜」と言う単語で、花見を連想するのは人間の勝手であって、冬の木枯らしの中を死んだ振りをして耐えているのも、秋に枯葉を舞い散らせて歩道を葉っぱだらけにするのも、蛾の幼虫が上から落ちてくるのも、すべて同じ木がなせる業だ。 花に対する感想を口にする人間がいたら、よくきいて見よう。 それは、自分や他人の投影であることが、あるかも... ...
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