| 2002年04月21日(日) |
『不死者(しなずの)あぎと』3巻 |
最近何でもありの感が強まってきたなぁ…この日記(^^; なるしま作品の中で何が一番好き?と訊かれたら迷わず「少年魔法士!」と答える私ですが、実はこの話も結構好き。背徳的な感じがね。 要はえっちぃ話だと(爆)
3巻はほぼ核心に迫りつつあると言ってもいいかな。 柩あぎと(本物の天堂裂)と遥川美奈(揺り籠の娘)と天堂裂(柩の男)の関係が徐々に明らかに…。 まー結構初めからバレバレ?って気もしたけど。 でもこの話ややこしいから、誰をどう呼べばいいのやら。あぎとが天堂で、天堂が柩の男で…どっちをどう呼べばいいんだろうか。やっぱ天堂くんは天堂くんかなぁ。 マヌケで可愛い天堂くんが好きだっただけに…変わりつつある彼を見るのは嬉しいのか悲しいのかよく分からない。だんだんカッコ良くなっているのは事実だけど…その正体は「闇の父を凌ぐ魔人」じゃあねぇ…素直に喜べんわな。
この巻に出て来た昔の(人間だったときの)天堂(あぎと)も驚きだったな…。だって真面目で穏やかな普通の神父さんなんだもん。なんか凄い良い人っぽい。いくら「柩の男」に吸血鬼にされたからってね…どうしたらここまで性格変われるかね。 本当に一途で真面目な神父さんだったんだなぁと思うとちょっと切ないなぁ。人一倍信心が強いだけの普通の神父だったのに、闇に染まって闇に堕ちて、初めて闇に対抗できる強力な祈りの力を手に入れるなんて…パラドックスだな。 仮に園長とあぎとが「闇」に対抗できる「境界の者」だとして…天堂くんが「闇」そのものだとして…どうなるんだろう。戦ってほしくないなぁ。というより天堂くんに死んで欲しくないというか。
天堂くんといえばどうでもいいことだけど、「この世が薔薇色に輝いております!」とか叫んでいる時の天堂くんめっさ怖。目がイッちゃってるよ、オイ。この世じゃなくてアンタの頭が薔薇色だっつの。とかツッコミ入れたくなる。キノコの粉系…。闇の世界に行っちゃうのも嫌だけど、あっちの世界にイッちゃうのもイヤだ…。(汗)
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