| 2003年04月20日(日) |
マイナー系のコミックレビュー:その1(なのか?) |
家に積まれたマンガをひっくり返してたらついつい読み耽ってしまった…ダメじゃん。 久しぶりに1巻から読み返して笑ったのが「いとしのシェリー」(東宮千子)
この人、昔から知ってる作家さんだけど、私自身は「ホモマンガ専門の人」という認識しかなかったので、シェリーみたいなある意味フツーの少女マンガを描いてると知った時は衝撃でした。フツーの恋愛マンガ描けたのか、みたいな。ま、シェリーは普通の恋愛マンガとはちと違うかもしれないが。
東宮千子は、話作りは上手いんだけど、絵は言っちゃ悪いが上達しないなーと思う。特に衣装センスがダメダメ…。話は面白いんだけどね、本当に。
でも主人公のシェリーちゃんは可愛いです。この子っていつもオタオタしてるしすぐ泣くし、普通なら嫌われる要素満載キャラだと思うんだけど、なぜか嫌いになれないのは不思議だ。よく泣いてる割に能天気で図太くて前向きな性格だからかもしれない(褒めてるのかイマイチ謎)。
話の大筋は、頭に突然ツノが生えるという日本でも珍しい(らしい)奇病(?)に悩む主人公と、彼女にベタ甘なお兄ちゃん(超有名脚本家)と、兄が経営するマンションに店子として越してきた超人気俳優の双子の弟(キレてるというより既にイカレている)が中心のラブコメタッチのお話なんですが、東宮ファンなら「ああやっぱりね」と言うかもしれない「ギョーカイもの」ってやつです。 この人は本当にモデルやら俳優やら、ベタな業界モノが好きだなー(^^; 派手な設定が好きなんだな、きっと。まぁ面白いからいいんですけど。 ハズしたらこれほど寒い設定もないと思うが…。
冬水社という思いきりマイナー系出版社(しかも以前はホモ専門だった)なので、マンガ喫茶には多分ないと思いますが、機会があったら読んでみてねと言ってみたりして。
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