猫をかぶった仔猫の日々

2001年09月08日(土) 渡る世間は鬼ばかり?

世の中にはお姑さんとうまくいっていない方のほうが多いと思う。
私の友人もそういう人のほうが多く、まさに渡る世間は鬼ばかりの
ようだと訴えている。
しかし、私はとってもお姑さんと仲が良い。
良いなんてもんではない。
主人に言わせると『こんな嫁と姑が仲良いと気持ち悪い』と
言われるくらいなのだ。
なぜこんなこと言うかというと、何を言われているか分からない
からみたいです。
でも仲良い事はいいこと!
今日もお昼頃、電話がかかってきて夜ご飯を一緒に食べに行った。
4月に義父が亡くなり、主人と二人で考え、義母が心配だと
近くに引っ越してきた。
しかし、義母はとても前向きな方で、心配していた私達の方が
むしろ義母に助けられている。
その前は、私の実家のそばに住んでいて、引越しが決まった時は
正直、とても不安になった。
しかし、今ではこちらの暮らしの方が快適になっている。
私の母はとても苦労した人で今まで頑張ってきた。
それに関しては私は尊敬しているし、誇りに思っている。
しかし私が情緒不安定になった時、時代が違うのか、辛いことに
絶えてこれた母は理解することがなかなかしてくれなかった。
一番わかってほしい人に分かってもらえないのはとても辛かった。
母の言っている事も確かに分かる。
しかし、その時の私にはそのことが受け入れられる余裕がなかった。
でも義母の近くに引っ越してきてこれ以上は隠せないと思い
正直に相談をした。
そしたら義母はちゃんと私の言っている事を受け入れてくれた。
私はなにも出来ない悪妻なのに義母は私をすごく愛してくれている。
義父が生きている頃からそうだった。
私は義父と義母に本当に愛されていた。そして今もとても愛されている。

主人の両親と私の両親もとても仲良く4人で旅行に行くほどだったのだ。
年に2〜3回ほど6人で食事会をしてボーリングやカラオケなどをして
みんなで馬鹿騒ぎしていた。
そんな時、義父は私の両親にこう言った。
『うちの娘が迷惑かけてすみません』
この時、私は義父にとても愛されていると感じた。
そして義父が亡くなった時、私の父は夜中眠れず泣き続けていた。
入院中義父はいつも主人に『仔猫は元気か?大事にしてあげなさい』と
主人に言っていたそうだ。
私は義父が亡くなる1ヶ月ほど前から風邪をこじらせてお見舞いに
行くことができなかった。
私はそのことを今でも後悔している。
しかし、義母は『お父さんは二人ともにとても感謝しているのよ。
こうして近くに引っ越してきたんだから隠し事せず楽しくいきましょうね』
と言ってくれた。

そうして今、義父のことを忘れずことなく3人で仲良くやっている。
主人に内緒の話も義母とこっそり話している。
そう思うと私はとても幸せだと思う。
いつも元気で前向きな義母、私は義母を見るたび、
こんな女性になれたら、なりたいと思っているのでした。


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