猫をかぶった仔猫の日々

2001年10月04日(木) 逃げ場がなくなった。

今日は病院の日。

あれも言わなきゃ、これも言わなきゃと頭で考えていた。
しかし・・・仕事を辞めてからずっとPCに釘付けだったため
頭痛が起きてきた。
痛い、痛い、痛い〜
こんな時、どうしたらいいのだろう。

どうにか我慢して、病院に行ってきた。
この病院は変えたばっかりなので2回目なのだが、私の担当の先生は
どうやら私にあっているようだ。
私が思っているけど言えない事を見抜いてくれるのだ。
私の家族は理解が薄いのでどんなに言っても理解しきれない部分がある。
先日、仕事を辞めて、環境に対応できなくなったことも話した。
その時の一部始終を全部話した。

あんなに辞めたくて辞めた会社なのに、動揺している私。
先日は本当に自分がわからなくなってしまったのだ。
そのことを先生に話すと、
『環境が変わって不安になるのも症状の一つなんです』と言われた。
本来ならば主人が心の支えになるべきだそうだ。
なのにそれが出来てなくて、私はこうして悩んで、苦しんでいるのだ。
何度も考えた、何度も独立しようと思った。
でも、何が理由でとどめているのかわからない。
そのことを言うと『環境の変化に不安や恐怖が先立っているんですよ』と
言われ、やっと自分でもわからなかったものが見えた気がした。

私が今、仕事を辞めたことは私にとってマイナスだったらしい。
家庭での苦痛からの逃げ場が会社だったのだ。
では実家に帰れば・・・
私の母はとても立派な人だ。子供の私が言うのもおかしいが尊敬している。
働き者で家庭を支えてくれた母、でもそれを乗り越えられてきた母に
私の病状は理解しがたいことなのだ。
具合が悪くて会社を休んでいる時、電話などすると第一声に
『仕事は?』と聞かれる。
そして、主人のことを相談すると『あんたが変わるしかない』という
結論になってしまい、怒鳴りあいの喧嘩になってしまうのだ。
頑張って乗り越えてきたこと、私にとってはとてもすばらしいと思う。

ただ、母と私では時代が違う。
私は今、それに対応できなくなっていて苦しんでいる。

『仔猫さんは、今まで会社が逃げ場だったんですよ。
でも本来、実家が逃げ場になるはずが、それも難しい。
あなたの病状、かなり重くなってます。
薬で解決できることではないですよ。』
先生はちゃんとわかってくれた。

『一度お母さんと来てください。
あなたにとって、今必要なのは逃げ場です』

私が言いたくてもいえなかった言葉、先生わかってくれたんだね。
ありがとう。

ただ、今日病院行ってわかったこと。
私の病名は心因反応ではなく『うつ病』と『強迫性障害』だった。

早く治りたい気持ちはあるが、あせるのは逆効果と言うことも
わかってきた。
ゆっくり、ゆっくりやって行こう。
                                       


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