白馬鹿日記

2005年08月06日(土) 恐るべし舞浜

今日は甥っ子の結婚式。もうそんなトシなんだねえ、可愛い甥っ子も。と言いたいところだが、実はすっごく久しぶりの顔合わせ。普段は叔父らしい事など何もせんのにねえ、呼んでくれてありがとね。すまんねえ。
というワケで、初めて舞浜なるところへ。悪名高き出銭ランドの巣窟である。駅を下りると一方通行無限ループのモノレールが動いており、200円と馬鹿高い。窓の形が要凶悪高価版権鼠型になっているせいに違いない。ファンタジーの陰に見え隠れする商業主義に早くも怒りをたぎらせつつ、見るもハズカシイ車両に乗る。こういうイヤラシイ乗り物に乗っている自分にまた腹が立つ。くそ。タクシーでも拾えばよかった。アバレ出す前に降車駅に着いたのはもう、ただ運が良かったと言うしかない。足早に会場のホテルに入ると今度は、ケアンズあたりで見たようなリゾートが出現した。汚水溜りと化した東京湾に注ぎ込むドブ川の畔によくもまあ、と思うような景色が広がる。昨日は風が強くて水面が波立ち、こういう時の江戸川がどういう状態かを良く知っている東京湾の元釣り師(あ〜あ、とうとう自分で「元」とか言っちまった)としては夕暮れ時であったことに深く感謝せねばならない。実は、ライトアップされたテラスからの景色は、思っていたよりは悪くなかったのだ。若い新郎新婦を眺めているうちに、俺もそのうちご成婚なんぞしたりするのだろうかなどという疑問が頭に浮かんだが、江戸川の強風であっという間に吹き飛んでいく。くわばらくわばら。しかしまあ、近いし雰囲気はあるしこういうところにオネーチャンを連れて来れば一発ヤラ。ああいかんいかん。こういう事を考えたら思う壺じゃ。
披露宴はというと、うんざりするような馬鹿長い演説をする人もなくこざっぱりとした演出。こういうのはいいね。ワタクシは新郎の上司で彼の入社当初は云々という、お前、それは本当に今言わねばイカン事なのかというつまらない上に意味のない祝辞モドキはさすがにもう流行らないのだろう。いや、運が良かっただけかも知れんな。料理も可もなく不可もなくといったところで、これは状況を鑑みればマシなほうなのだろう。激甘デザート三連発を除けば、だが。
さて、来た以上は帰らねばならん。またあの馬鹿者レールに乗らねばイカンのか。エントランスホールに来るとガラスの向こうに三流映画の宇宙船みたいなバスが停まっており、脇に舞浜駅と書いてある。まさにそのバスから降りてきたファンタジー馬鹿どもをかき分けつつ出口へ向かう。こら、何でこいつら皆周りを見ないで歩きやがるんだ。え。邪魔だ除けどけどこを見ていやがるここはもう入園料の範囲外じゃボケ共が、と足掻いているうちにバスが動き出した。くそ。慣れないパーティで疲れた身体を引きずってモノレール駅のホームに立つと、相も変らぬ鼠顔窓の車両が滑り込んでくる。なぜかその顔が勝ち誇った笑いを浮かべているような気がしてならなかった。すっかり雰囲気にやられてしまたらしい。舞浜に降り立ったというだけでこの体たらく、園内などに入ったらまず生きて出てはこられまい。恐るべし、出銭ワールド。


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うるま [MAIL]

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