女王様の日常。
kina



 3歳までにはいろいろやっておかないと。

お姫様に言葉を教えよう。
なにをみても「あ」とか「を」しか言えないヤツに、そうそういつまでも付き合ってられません。

まず、ご挨拶から。
「こんにちわ」って言ってごらん。

頭下げます。
...そりゃそうです、そう教育してきたんだから。
なので。

「こー」

コレは言えます。ちゃんと「こー」と続けて言いました。
「んー」。
これも問題なし。
「にー」

..................
にぃーっ、だ、そりゃ。
なんともいえない笑顔、いや、可愛くて言葉が出ないんじゃなくって、あんまりの引き連れ具合に絶句。
そう教えてしまった両親が悪かったです。

気を取り直して。
「ちー」ちー。
「わー」わー。

言えるじゃないか。それじゃあ、続けて「こんにちわ」!!

頭を下げるんじゃなーいっ!!
三つ子の魂、じゃないけれど、これはもうダメなんでしょうか?
いや、くじけないぞ。
そんじゃあね、「ちわっ」

教えてないだろーっ!!
何で頭下げるのーっ?
...こんな子供でもちゃんと応用が利くんですね。ちょっとエライなとは思ったけど。

もう1回。
「ちー」ちー。←これだって聞きようによっては「てぃー」だ。
「わー」わー。

「ちわっ」

こっくり。
お姫様が人並みにしゃべれるまでになる道のりは遠そうです。


2001年08月31日(金)
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