2002年03月13日(水) |
ごめんなさい。好きです。 |
誰かと秘密を共有するという事は、その人との距離を近づける事になると思います。それが、恋人同士なら、その秘密がたとえ些細な事でも、二人の距離は近づくと思います。 全てがそうとは言いませんが。
もう一つ。 以前、小説で「迷惑をかけられる事は恋人の特権だ」みたいなフレーズを見たことがあります。 恋人から迷惑をかけられるというのは、相手から甘えられて嬉しいみたいない事と、もう一つ、相手が迷惑をかける対象に自分を選んでくれた、という二つの要素があると思います。 つまり、相手にとって自分は他人よりもっと近い存在であるという証なのです。赤の他人ならば、そんな迷惑はかけないですからね。普通の人は。 或いは、普段はちゃんとしている人が弱い面やルーズな所を見せることもまた、そうであるような気がします。
Kさんとメールをしていて、ボクはこの二つを経験しました。 もちろん、ボクはKさんの恋人でもなにもないのですが。 Kさんのルーズな面をちょっとだけ垣間見て、二人で些細な秘密を共有しました。
わかってるんです。 それがボクの一方的な曲解であることは。 だけど、尽く打ち砕かれてきた男はそれでも嬉しいんです。 それが本当に一方的な気持ちである事が分かっていても。 むしろ、フラれてから一点の疑いの余地なくボクの気持ちが一方的であるとわかっているので、開き直れています。
もう、それでもいい。 偽りの優しさでいいから、僕に優しくして欲しい。 少しでも僕にかまって欲しい。 本当に微々たる細事でも。 普通は見逃してしまうような事でも拾い上げますから。 ボクはそれだけでいいんです。 ごめんなさい。やっぱり好きです。
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