まずはじめにタイトルで期待を持った人にごめんなさいと謝っておきます。 今回の日記のテーマは「好きな女の子」なのですが、3次元ではなく2次元の話です。 それも漫画に限った話です。 しかも漫画は漫画でも少女漫画に絞った話です。 どうも最近の日記はこの日記の読者層が期待する内容から離れてばかりな気もするのですが、無職になって引き篭もりがちな僕にはリアルでの触れ合い話はあまりなくて、良く言うと自分との対話、よーするに妄想レヴェルでの話しかネタがないわけですよ。
さて、僕は少女漫画で言うと彼氏彼女の事情の真秀(まほ)さんやHoneyの篠塚透子みたいな子が好きなのです。 彼女達はとても秀逸で気高くて、でも少しだけ弱くて理想どおりには行かなくて、泣きそうになるんだけど、やっぱり気高く理想に向かって。 とてもアンバランスな「少女」というカテゴリーの上に築かれた今にも崩れそうな気高い理想を凛とした姿勢でしっかりと支えようとがんばってる。そんな女の子がとても好きです。
「わたし、そんなにみじめったらしい女じゃないわ」 「こんなの正しくない」
そんなセリフを、スラリとした日本的美人系美少女に言われたら、愛さずには居られません。
そして、僕は少女漫画に登場する脇役の男の子もけっこう好きなようです。例は同じ漫画から引張るのですが、カレカノで言えばあさばくん。Honeyで言えば日下部くん。 メインのイケメン男子高生の隣で双璧をなすイケメンサブキャラ的ポジションは二人とも共通で、メインヒロインにとても近い所にいるけれど最終的には恋人同士じゃない場所で落ち着く、しかも実はけっこういい奴。という性格付けも同様な感じで、僕は彼らがとても大好きなんです。 単なる脇役好きかもしれぬが。望んだものがストレートに手に入るわけじゃないけれど、それでも健全であろうとする姿がとても爽やかで感動するわけです。 脇役なのにひねくれてない所が名脇役たるゆえんでしょうか。だから、日下部君が透子の支えになろうとがんばっていたのはとてもいい事だと思ったし、あさばくんが最後の最後に救われて僕は泣きました。
結局、彼らに共通するのは障害があって真っ直ぐには進めないけど、それでも健全に真っ直ぐであろうとする意志で、それが僕にはとても正しいように見えるのだろうと思います。 少年漫画の熱血に毒されていない、少女漫画ならでわの清涼とした健全さがそこにはあると思うのです。 たぶん、これは山田詠美とか江国香織とか、あるいは村山由佳なんかの女性作家が描く少年にも感じるような気がします。だから、僕はライトノベル以外の小説はほとんど女性作家しか読まないのだろうと思います。 健全さの質がそのまま読後の清涼感に繋がっていると思うし、だからこそ読みたいと思うわけですね。
それは僕のライディングスタイルにも通じるかもしれない。力で強引にねじ伏せるわけじゃなく、でも力に屈するわけでもない。華奢な体に秘められた力でしなやかに、したたかに。 理不尽な世界に屈しない、理想を貫く力を真っ直ぐに。
そういう少女がいたら、やっぱり応援したくなるでしょう?
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