徒然へたれ日記
鈴村 凛音



 暦私小説ちょびっと(?)講座♪

さてさて、ようやく日の目(?)を見ました和宮話!!
これについてちょっくら解説をばと思いまして〜〜。

まず後書きでも書いていた順番について。
実際には家茂さんの訃報が届いた次の日に、家茂の実母、実成院に請われて髪の毛を一房切り、阿弥陀仏の名号を添えて大坂へ送っています。織物が届いたのは家茂さんの遺骸が届いたと同時。ですが敢えて順番を逆にしてみましたです。(それが藤原先生のとかぶっちゃったんですけど/汗)
それと、侍女の名前。あれは全部実名です。特に藤子さん! 彼女土御門家の末裔なんですよ〜〜(笑)。見た瞬間萌えましたね!!
慶喜さんが家茂さんの最期を看取ったっつーのもフィクション。彼この時確か他の事におわれていたような……(調べなさい)
あとどうでもいいんですが、家茂さんの死因って、「脚気」ってなってはいるんですが、実をいうと彼、自分で死期を早めちゃったりしてるんですよねー……。
彼は無類の甘い物好き。んで、お見舞いにも甘い物がたくさん届けられてたんだそうです。
しかーし、それが落とし穴。甘い物の食い過ぎで、ほぼ全部の歯が虫歯になっちまい、体力がなくなって死期を早めたという……なんともマヌケな(泣)。
彼は土葬なんですが、話の中で死んで二ヶ月も経ってるのにあんなに死体が綺麗なはずはありません(笑)。腐ります普通。夏場だしー。そして普通、いくら将軍でも死体を本当に本丸に安置したりはしないでしょう!! 作りまくリですね、あたし(をい)。

それと大姫話〜〜。
彼女の死は実際の公式記録には記録されてません。なぜなら彼女が死んだと思われる年の記録がすっぽり抜け落ちているから。
そのかわり「愚管抄」には載ってます。ちびっとだけど。
これは書いてて、初め妙にホームドラマチックになって(しかも頼朝さんが異様にいいひと)困りましたね!!(笑)
そして一番ビビッたのが友人の反応。これを読んだ途端二人程涙ぐみました(笑)。「切ない〜〜〜……」らしい。そ、そうかなぁ……?(かなり疑問)
作品中名前が出てくる「高能殿」。頼朝の妹の息子の一条高能のことですね。これは読み方が分からなくって日本史の先生に聞きに行きました(笑)。「たかよし」と読むそうです。
そして義高くん。……彼の実母は誰なんだー!!
それが今一番知りたいところですね!!
あ、ちなみに大姫も存在自体怪しいとか。……どうなんてんのさ鎌倉時代。

2002年03月23日(土)
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