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憎しみの最後の日 - 2004年01月28日(水) あの人が消えた 今日は晴れていた 別れの言葉は 何もいらない 明け方の4時過ぎ 電話が鳴った 目が覚めて一瞬で 内容がわかったけれど アタシはそのまま眠りについた たいした興味も持てないアタシは 壊れているのだろうか けど壊したのは 電話の先の人々じゃないか。 昨日の夜 母が思い出したかのように言った 『おじいちゃん危篤だよ 今日朝行ってきた』 一瞬誰か分からなかった あぁ 父方の人だ アタシにとっては『おじいちゃん』なんだけどね。 何度かココに書いたことがある アタシの名前を呼んだ声を アタシは聞いたことが無いあの人 生涯で1度だけ 高校一年生の時にくれたお年玉は千円だった アタシはあの人が あの人達が大嫌いだ。 母と父は明日お通夜に行くそうだ 父はあさっての葬式にも行くそうだ アタシはどっちにも行かないけど。 友達の家の猫が死んだほうがよっぽど悲しい これはどうしてだろうか 明日も今日と同じ一日が来る 人が死ぬとはそういう事 水鳥。 ...
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