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イバラの道 - 2004年10月02日(土) イバラの道でもよかった キミが向こうに居てくれたら 手を差し伸べて欲しかったのだろうか 抱きしめて欲しかったのだろうか イバラの道でもよかった キミの姿が見えたのなら 何も見えなかった ただそこには 先の見えない道があった 歩いていくには傷つき過ぎた もうボロボロだった 振り返ってみた 歩いてきた道は ボクが想像していたより長かった 栄光の道じゃなかった 光は差していなかった だけどココまで歩いて来れたのに どうしてこの先は進めないのだろうと 頬を涙が伝ったけど それはやっぱり無意味だった 歩き出すしかないのだろうか だれかが抱きかかえて 守ってくれるわけでもないけど それでも何度も後を振り返る そして誰も居ない事を確認しては なぜか妙な安心をする 傷つく姿を見られたい人なんて居ない もしもイバラの道を越えたら そんな希望を持つべきだろうか それもやっぱり無意味だろうか この道の先には キミは居ない イバラの道を行く その先にキミの姿があったら あったら 駆け出そうとしても 足元には大きな重りが ボクは何を背負って生まれたんだろう 輪廻転生なんて信じないくせに 何かにすがりたいときだけ想像する 占いを信じないのに いい事だけ信じるようだね ちょっとおかしかった だからボクは また1歩足を踏み出した 血が したたる。 水鳥。 ...
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