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兄 - 2004年10月09日(土) 一生懸命愛された事 ありますか? 子どもがすごい反抗期です したの女の子。 感情的になってしまう自分がイヤです 子育てには向かないんだわ あたし 毎日そう思う 毎日自分がイヤになる けど 手放す事が出来るわけじゃない 子どもの居ないアタシはアタシじゃないから。 世の中の母親はどうやって 人の親になる権利を獲得するのか その方法があるのなら教えて欲しい アタシには権利が無いように思う けどもしかしたらだれもソレがわからないままなのかもしれない そうは思っても とても素敵な母親ばかり溢れているように見える 毎日のおやつを手つくりで作る お弁当を作るのが大好きで 学校の行事に欠かさず参加する 休みになれば必ずお出かけ 春と夏と冬に家族旅行 お正月には御節を作って 当然 みんなで初詣 誕生日には飾り付けなんてして 天気がよければピクニック そんな家庭だったら彼らはどんなに幸せだろうか とは言っても アタシもそんな環境に居た訳ではない かぎっ子で 土曜日は小学生ながら自分で昼食を作り 休みの日に家族で出かけた記憶も少ない 夫婦仲は悪かった 悪かった そう過去形 今は妙に仲がいい両親だから気味悪い 言い過ぎに思うだろうけど 60に手が届く夫婦がいっしょにお風呂に入っている姿は 娘としたら『気味が悪い』 別居もしていたし お互い不倫もしていた二人が 今はその全てを乗り越えて共に暮らす 父は母を全力で愛している そう それはきっと愛 全力で そう 彼氏も又 アタシを全力で愛してくれる バイトが休みな時は我が家に来て子どもとキャッチボール 子供の『兄』という位置を獲得した彼は チビちゃんたちには無くてはならない存在かもしれない この夏は遊びほうけた 海もはじめて行った 海水が塩辛いのを初めて知ったのだ 海の無いこの街に住むと 海の匂いも味もそして先の見えない広大な世界も知らない 波も知らなければ 海の家の活気も知らない その全てを彼が与えてくれた。 川にもいった 上流の氷水のような冷たさはびっくりした。 プールもだ 流れるプールは本当に流れていた クルクル周り落ちる滑り台から下りると 鼻のなかに容赦なく水が入る その苦しさを知って大笑いしていた 21歳の男の子が 小学生の子供二人を連れたデートをする それは楽しさとめんどくささと 求めていない 責任感がまとわりつく 子供の無鉄砲さにいつも驚いている 自転車の危険を知る 子供って前を向いて進まないんだな! そう驚く姿は笑える あの体力はどこから沸くんだ! そう疲れた顔で言う彼を愛しく思う ただ 彼には随分窮屈な思いをさせているだろうと罪悪感を感じる そうしてまた 彼の全力の愛を深く思う アタシはそんな事をしてもらっていいのだろうか こんな人間なのに 忘れられない人が居るのに 母親として脱落しそうなのに もう1年になる こうして彼と過ごすのは1年 という事は あの人と逢わなくなって1年という事だ 生活は随分変わったろう だけど心は? 相変わらずアタシは だれも信用していないし いつも死を意識している けれどそれはむかしほど身近なものではないかもしれない 月曜日から又新たなアルバイトをする それは決して楽ではないけれど 呼吸をする事すら 楽なことではないこの世の中 生きるためには 苦しみを伴うのは当然だろう せめてアタシは 人を殺さないように生きよう アイツ以外は そう 元旦那以外に殺意は持つこともないだろうけど。 水鳥。 ...
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