りとるのひとりごと。
DiaryINDEXpastwill


2001年11月30日(金) 楽しい注射愉快な注射〜

見た目は明るい3キロオーバーの未亡人、りとるでございます。

ははは。mewmewさんみたいな書き出し。良いかも(笑)
(ふぁいとよ〜mewっち〜〜)

今日はインフルエンザの予防接種に行ってきた。

病院行くと患者てんこ盛り状態だった。
風邪流行っているみたい。気を付けなくちゃねー。

息子は先生を見ただけでワンワン大泣き。
私にしがみつくしがみつく。

小児科の先生ってある意味可哀想・・・。
子供を治そうとしてるのに、子供に怖がられ顔を見られて泣かれ・・。
小児科医はつらいよ。って感じ。
現に減ってるらしいし。ガンバレ小児科医!!!

私も一緒に注射してもらったが、あまりにアッという間で
少々つまらない。
せっかく注射楽しみにしていたのになあー。

断っておきますが私はマゾではありません。

でもなぜか注射で泣いたことない。子どもの頃から平気だった。
痛かったけど、それで泣くのはバカげていると思っていた。
可愛くない子供だったかも〜〜。

小児歯科にもずっと通っていて、処置室内は子供の泣き叫ぶ声が
響き渡っていたものだが、私はぜえええったい泣かなかった。
先生が「この子は泣かないからやりやすいなあー」って感心してたくらい。
あまりに痛いと自然に涙がにじんではいたがね。
泣くなんてみっともないと思っていた・・クールなガキ。

その分大人になって泣くことが多くなった。
それでも人前では泣かない。滅多に泣かない。
親の前でも泣かないくらい。グッと奥歯をかみしめ堪える。

ダンナが死んだと聞かされ、ダンナの会社の人が2人来たときも、
私は淡々としていて絶対涙を見せなかった。
「気丈な奥さん」と言われていたようだった。

あのときはね、現実だと思えなかったから。
夢に違いないと思っていたから。どうせすぐ醒める夢なのよ。
だから泣いたってしかたない。

それが一気に現実化して私を襲った。

ダンナの葬儀の日。

前日一日中ずっと棺桶の傍にいたのに、泣かなかった私。
葬儀場に入って最前列のイスに座った。
「ああ、写真いい感じやわ」と義母が言ったので、ふと顔を上げた。

ダンナが私を見下ろして微笑んでいた。
たくさんの花にかこまれて。

涙がぶわあああああって溢れてきた。

ダンナが死んだことが一気に現実となった。

とてもじゃないが堪えきれず、声を挙げてオイオイと泣いた。
お腹が大きいので体を九の字に曲げるのもしんどかったが・・。
私の泣き声はお腹の中の息子によく聞こえたことだろう。

あとはずーっと泣いてばかり。
この身体のどこからこんなに水分が出るんだろうと思うくらい。
出棺の時なんて、葬儀場の外で道路に這いつくばって泣いたもんね。
ははは・・もうどーにでもなれって感じ・・。

もうあんな風に大勢の前で泣くのはイヤだ。

・・・あれ?

今日はこんなネタ書くつもりじゃなかったんだけどなー・・。
どーしちゃったかなあ・・。

ま、たまには未亡人ならではのエピソードもいいよね・・。


りとる |MAILHomePage

My追加