<10月14日の巻>
今朝は、6時過ぎに眼が醒め・・・少しばかりゆっくりと出かける準備をする。朝食を取り・・・毎朝の日課の「オードリー」を見る。
さて、今日は最後の目的地の大宰府へ・・・。私はこの大宰府は楽しみだった。なにしろ、さだまさしの歌にある「飛梅」「まほろば」の中にある風景に憧れていたからだ。心字池に架かる3つの赤い橋・・・それから、菅原道真公の「東風ふかば匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」の歌にある飛梅に思いを寄せていたからだ。 いざ、大宰府に入ると学生の多いことにビックリした。さすがに学問の神様だけあるなぁ〜と実感した。 一番に息子の為にお参りし、絵馬を書き、お守りを買った。こんな事で高校入試に合格するとは思わないが、少しでも良くなればいいと思った。これが親心なのかな?
歴史館へ入り、道真公の歴史をたどる。いつ聞いても、道真公の一生はとても哀しいことに思える。道真公はうちの息子と誕生日が一緒で、干支も同じ・・・。そこまで一緒でもまったく違うのはきっと、努力とか忍耐とかいう言葉を知らない我が子だから・・・だろうと少し、がっかりしたのも事実だった。(笑) それから、合格しゃもじを買い・・・娘にはシャープペンを購入し、大宰府の土地を離れる。
九州道・中国道・山陽道と・・・今度こそ本当に帰途に着く。少し時間がありそうなので、私も母も旦那さんも行ったことがないので、錦帯橋に寄ることにした。 チョット趣のある橋だった。なぜか橋を渡るのに、入橋券がいるようだった。(笑)橋を往復し、その後、近くの店でソフトクリームを買った。ごま味とラベンダーの味・・・、珍しいもの好きの旦那さんはラベンダーのソフトを食べながら不味いと言っていた。(笑)
その後は、自宅へ向かって・・・帰るつもり・・・だったが、車のガソリンを入れたり、夕食を取ったりして帰宅したのは、夜の8時くらいだった。久しぶりに家に帰宅した私だが、一気に疲れが出たような気分になった。なにしろ、家の中は散かっていたものだから・・・。こんな事なら、ずーーと旅をして居たかったと本気で思ってしまった。
帰宅してから、家族にお土産を開いた。娘は、博多限定のシャープペンを喜んでくれたが、息子はしゃもじは気に入らなかったようだ。それから、買って帰ったお守りを見て・・・びっくり。なんと、就職用のお守りだった。うちの旦那さんは、びっくりして「最終の目的は就職だから・・・な!」と言い訳をしていた。そこで息子の一言「これって、定時制に行けって事なのか?」と・・・。私と母は、笑い転げてしまった。 まあ、何事も良いように取る方が良いと思った。こうして、九州の旅は・・・・終わった。
<10月13日の巻>
長崎の朝はとても天気も良く、快晴・・・。九州へ来てから一度も雨には遭わず、天気ばかりで暑い日ばかり。朝、母の提案でタクシーで観光することになった。9時から3時間プランで観光する。
はじめに、行ったのが「めがね橋」・・・それから、崇福寺、その近くのさだまさしのお店・・・思案橋、それからふくさやの本店に行ってカステラを買い、オランダ坂、ラッラル記念館、そして、大浦天主堂へ・・・。中に入るとステンドグラスが日の光に照らされてとても、綺麗だった。次にグラバー園へ。長崎港を一望できる高台で、スコットランド出身の貿易商トーマス・グラバーが接客用として使用していた洋館で、ロマンティックな雰囲気がした。そこから見える長崎の風景は、とても心に残るものだった。 それから、孔子廟へ行き、平和公園、如子堂へ・・・。たった2畳程のところに、永井隆博士とその子供たちが住んでいたと思うと心打たれるものを感じた。原爆記念館では、原爆の恐ろしさや平和の大切さを感じ人間の愚かさをも知らされた。その後、爆心地を見て・・・自然の強さを感じた。その裏の方に、浦上天主堂があり、なぜこの地に原爆を落としたのか・・・皮肉にさえ思えて仕方がなかった。
駆け足で長崎見物を終えたが、今度来るときには、もう少し、長崎を楽しみたいと思った。昼食は、タクシーの運転手さんにお勧めのお店を聞き、長崎ちゃんぽんを食べに出かけて行く。やっぱり、地元の人の薦めるお店は良かったと思った。 その後、長崎の町を少しドライブし・・・それから、今度は博多へ向けて出発した。一度通った道のせいか、思ったより早く着くことが出来た。ホテルもすんなり見つかり、少しばかり部屋でホッと一息入れる。今日のホテルはなぜかシングルが3室・・・こういうパターンも良いかなぁ〜と、実感(笑)
夕方から、中洲の屋台にバスで出かける。途中、明太子の「やまや」を見つけたので、購入し、宅配便で送ってもらうようにした。帰ってからの楽しみが増えた・・・。結局、屋台をうろうろしたものの和食を食べにお店に入り、またまた、ビールを飲みながら食事をした。今回の旅はなぜか、飲んでばかりの旅になってしまった。(笑)
少しばかり、散歩気分で川のほとりを歩き、タクシーに乗ってホテルに帰る。一人の夜を楽しみながら・・・明日の旅の楽しみを見つける。
<10月12日の巻>
9時に友達と待ち合わせ、そしてチェックアウト。熊本城三の丸駐車場へ車を止める。友達の案内のまま、場内へ向かってかなりの距離を歩く。しかし、なんて遠い駐車場なんだろうと、感心していた。行けども行けども城内へ入る門が見当たらない。 やっとでたどり着いた所で、変なおじさんが近寄って来て、ガイドをしてくれた。「熊本城の本丸より、この宇土櫓を見て帰った方がよかばい。この建物は・・・・・」といろいろ教えてくれた。変なおじさんと思った事を心の中で謝ってしまった。(笑)なにしろ、400年前のまま残っているらしく、重要文化財に指定されている。良い事を聞いた気がした。
歩き疲れたので、城内でお茶を飲みながら「いきなり団子」と言うものを食べた。私はいきなりというので、突然という意味の団子かと思ったが、実は熊本弁で不精という意味らしい。切ったサツマイモを団子の生地で包んで蒸したもので、不精者でも出来るという意味らしい。今頃の団子なのでそれにこしあんが入っていて美味しかった。
駐車場へ向かう道のりでなぜかすごく近い道を発見した。来る時に、反対周りをしていたら、近かった事が分かった。案内をしてくれた友達は、「これで、熊本城がいかに大きいことが実感出来てよかったでしょう?」と苦笑いしていた。私たちも「そうだねぇ〜」と言いながら、顔は引きつっていた。疲れたよ〜〜。 友達は熊本の人だけど、実は阿蘇のふもとに住んでいるのであった。
それから、立田自然公園へ足を延ばした。そこには、細川ガラシャのお墓があった。「散りぬべき時知りてこそ、世の中の花も花なれ、人も人なれ」の句を読みながら、38歳の生涯を閉じたガラシャの気持ちを考えされられた。 それから、昼食を友達と一緒にし、熊本を後にした。今夜は長崎へ宿泊の予定。九州道をまた、北に・・東に・・・。
長崎は、雨ではなかった。しかし、とても坂の多いところでびっくりした。聞いてはいたが、想像以上だった。道にはバイクがやたらに置いてあり長崎ならではの光景だと思った。
ホテルへチェックインした後、稲佐山へ登り夜景を楽しんだ。とても素敵なイルミネーションに時間を忘れ、眺めていた。この風景をいつまでも忘れたくないと思った。その後、夕食を市内で食べ、私は今日もビールとカクテルを飲んでしまった。良い気分で、ホテルに帰り一日が終わった。今日は、和室に親子3人で仲良く寝た。
<10月11日の巻>
今朝は、6時30分頃起床。8時過ぎくらいから、叔父さんと叔母さんが鹿児島を案内してくれた。最初、西郷団地の中を上から見学した。かなりの大きな団地だった。近くに鹿児島実業高校があって、うちの旦那さんは感激していた。
それから、鹿児島市内の西郷隆盛の銅像や城山を見学。フェリーに乗って、桜島へ渡った。何日か前に噴火していたので、少し緊張感があった。途中、道路脇に防灰壕があり、こびっくりした。運が悪ければ、指先くらいの石が降ってくるらしい。車のフロントガラス等が割れることもあるらしい。(叔父さん、曰く) 桜島は、灰がたくさんあって、ホテルもしばらく休業の様子で・・・びっくり。ここに住む人達は、とても大変だと思った。自然との戦いだと・・・思った。
その後、市内に戻り、熱帯植物園に行った。岡山では見られない熱帯植物がたくさんあり、面白かった。バナナがたくさん生っていて美味しそうだと思った。(笑)同じ場所でアールヌーヴォのガラスギャラリーがあり、とても堪能した。素敵だった。 それから、叔父さんや叔母さんと食事をしながら、いろいろな話をした。楽しく団欒出来た。
時間がもう少しあったので、磯庭園(仙厳園)へ出かけた。海の見える小高いところに、島津家の別邸として作られたもので自然を利用したとてもすばらしい所だった。贅沢な作りの庭園で、目の前には桜島が悠然と見えた。叔母さんが「じゃんぼ餅」と言うのを買ってきてくれたので、食べてみた。名前を聞いた時は、大きな餅なのかと思ったが、実はじゃんぼと言うのは、「両棒」の事で、小さな棒2本に餅がついていて、みたらし団子のような味だった。
夜には熊本で友達と会う約束をしていたので、名残惜しかったが鹿児島を後にした。また、鹿児島に来れることを楽しみにして・・・。
それから、九州道を北へ向かって・・・。熊本市内に入り、ホテル探し。結構大きな街なので、チョット戸惑ったが・・・何とかたどり着く。(詳しくは、我が家の○秘日記をどうぞ!!)ライトアップされた熊本城が部屋の窓から目の前に広がり、とてもすばらしかった。
熊本市内をうろうろしている時に、桜坂という地名を発見した。もしかして・・・。福山雅治の桜坂は此処なのかな?と思った。熊本の出身なのかなと思ったが、実は長崎の人らしい。
夜、友達ふたりと約20年ぶりに再会。とても楽しみだったが、皆変わりなくとても嬉しかった。その後、みんなで食事を兼ねて一ノ倉庫という所で飲んだ。短大の思い出や、友達の話をたくさんして、あっと言う間だった。また会うのを約束して、名残惜しいがその場をお開きにした。とても、とても楽しい一日だった。
<10月10日の巻>
朝、5時出発予定。しかし、誰かさんの寝坊により、30分ほど遅れての出発なのであります。さあ、鹿児島へ向けて・・・。山陽自動車道を西へ向けて、何度か運転も交代で・・・。しかし、私が運転すると隣でうるさい人が・・・。「こら、トンネルの中で追い越すな!!」「140キロは出しすぎだ!!」 「ちゃんと前を見ろ!!」の連発。気をつけているのに・・・ね。でも、私は高速道路専門だから文句は言えないのでありました。
そんなこんなで、たどり着いた時間は思ったより早く、午後3時頃。少し道に迷ってはみたものの、叔母さんの家に着いた。そして、喜んで歓迎してくれた叔母さんに嬉しく思った。予定では明日、お墓参りに行くつもりだったが、早い到着なので、今日のうちに串木野へ墓参り・・・。3回目の父のお墓に手を合わせて・・・いろいろな話を聞く。私の知らなかった事がたくさんあり、父の思い出を少し頂いた気分だった。母も懐かしそうに・・・思い出しては話をしていた。今回の旅の一番の目的が達成できて嬉しかった。
その晩は、鹿児島の叔母さんの家にお世話になった。ヘビースモーカーの母も少し遠慮していたのか・・・タバコの量が少し少なかったようだ。(笑)夕食に、鹿児島ならではの家庭料理をご馳走になり、満足して就寝したのだった。
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