みかんのつぶつぶ
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2003年03月11日(火) サクラチル

大学合格速報!!とかいう塾のチラシを見た。
あ、お兄ちゃんの名前があるよ、と娘にいうと、
冷めた声でひとこと、

「そこ、行っときゃいいのに」

・・・そうだよねぇと、失笑する私。

昨日は、合格発表が読売オンラインで科別に合格者番号の掲示板が出る。
だけれど受験番号を聞いていない私には意味なし(汗
息子からも連絡が入らず。
どうなったものだか、と思いながら夜十時半過ぎ、息子帰宅。
パソコンの前にいる私にチラリと顔を向け、

「浪人決定だから」

フッと寂しげな微笑を浮かべた息子。
どこかで気を紛らせてきたのだろう。
とにかく無事帰ってきてよかったよ(泣

ま、ひとまずお疲れさまだね、と声をかける。

食べないといった食事をやっぱり食べるといいだし、
黙々といつもと変わらずの食事風景。
いつもとかわらない我家。
合格してもしなくても、特別なことは何もないのさ。

こんなとき、彼がいたらなんて云うだろう?
息子とどんな会話をするだろう?
あまり、こんなこと思わないようにしているんだけどね、
会いたいなあと思い始めたら、涙が出てきた。
キリがないんだなぁ

とりあえず、代ゼミとZ会は無料になるらしい。
なぜか、とはそのうち聞いてみよう。
しかし、途方もなくまた勉強するのね(汗)
こっちの気が遠くなりそうだわ。

友達が、
テレビで合格発表風景を見たけどなんだか複雑な心境だ、と
慰めだかなんだかわからないことを云う。
私は見ていないけどその怒涛の発表風景のなか、
自分の番号がない掲示板を見て息子は何を思ったのだろうと胸が痛む。

慶應の入学手続書類が封も開けずに机の上。
迷いはなかったということだね、息子よ。

ま、長い人生、こんなときもあるし。
母としてはまた一年、
キミが家にいる時間が増えたと喜ばしくもあるのさ。
とにかく健康に過ごしてくれたまへ。


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