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題名に、「日記と言うよりメモ」の言葉が含まれた場合は、 母の様子や入院等についての内容が書かれています。 ここに、ガンのコトが少し書いてあります。


2002年08月19日(月) 保険の受取人

母が簡易保険に入っていた。
死亡時の受取人を父から私達に変更していた。
その話は数年前に出ていて、父にも母から説明済みだった。
本当に変更したのはいつだったか覚えていない。

1つはA子に引き継ぐように言っていた。
もうひとつは解約するように。

お盆休みを利用して、役所に書類を取りに行った。
印鑑証明・戸籍謄本・住民票・確認書(死亡)等を取りに行った。
1〜3ヶ月しか有効ではないケースが多いので、
書類を取りに行ったら一気に手続きに行くコトが良いかもしれません。

郵便局へ行った。
窓口で保険証書と各書類を渡す。
署名捺印するようにと書類を渡される。
何がなんだかわからないまま、現金を渡された。
保険が解約できたのか・名義を書きかえられたのか・
母の郵便貯金の口座が解約できたのか
何も判らないままに。

何度も聞いて少し理解できた。
亡くなった方の前(全?)戸籍を用意する。
これは生まれてから亡くなるまで全てのものだ。
よく判らないが、生存していた証明になるらしい。
例えば、千葉で生まれ(戸籍をつくり)
北海道に戸籍を移した後、婚姻などで、東京に移り住んだ(戸籍も)場合
千葉・北海道・東京と3箇所分が必要になる。
無論取り寄せになる場合もある。

各役所は慣れたもんで、小為替と返送切手を用意して多めに送ってくれば
多い分は返すと言う感じだった。
電話でのやり取りで、役所の中で関東は感じが悪かった。
でも九州はどこの人も感じがすっごく良かった。
「母を亡くした子」と話していることを
一瞬も忘れないような応対だった。
事務的であっても、声のトーンとか語尾って
相手に与える印象は大きいのね。


郵便局の解約手続きは簡単じゃなくて
外気の暑さと、普段聞かない言葉を沢山聞いて
頭の中も気持ちも、全部だるくなった。

それでもできるだけと、母の銀行口座の解約に足を伸ばした。
銀行ではもっと判らなくなった。
印鑑証明とその印鑑を必要とすると言われた。
持ってない人は取れってコトですか?
笑顔のない窓口嬢が
そうなりますねぇ。
ちょっと残念そうに言う。
判りました。
この口座は凍結いたしましたのでご了承下さい。
ハイ。


数日後、この銀行の通帳で記帳しようとしたが
利用できませんと出た。
郵便貯金の通帳も同様だった。
凍結されると記帳もできなくなるのかもしれない。
残高をハッキリさせる為に、まず記帳してから
窓口へ行く方が良いかもしれない。


遺言書だの法定相続人だの
何がなんだかやっぱり判らない。

まだ数行残ってるけど、もう気力がない。
いちいち母が死んだので口座を解約したいと説明するのが
もうイヤだ。

銀行・郵便局・役所に一言
何も話したくない遺族に、手続きの為の説明されても
ちっとも頭に入らない。
後で見返して判るように、書き方・必要な物の一覧を
「判りやすい言葉」の置き換えたものを用意して下さい。
年配の方には絶対無理。


死亡保険の受取しかできなかった。
印鑑登録をする・法定相続人(家族皆)の印鑑証明が必要
誰を代表相続人にするのか決める
母の除籍戸籍を取る
これらをある一定に処理しなければならない。
その後、本人や受け取った人の確定申告等も残っている。

本当に遺族は泣いていられないんだね。


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