
uchie◎BASSMAN’s life
|
 |
2003年12月05日(金) ■ |
 |
■ベース・オーディション |
 |
この前メン募で出会った人と話をして、今日はいよいよ音合わせということになった。ボーカルギターの彼の曲をいくつかやった。 ここ数年難しい曲(演奏するのが)をやってなかったので、今回は結構苦労した。合わせつつも、自分のニュアンスもアピールしていかないといけないのだ。僕が好きなのは、60年代のイギリスの若者がアメリカのブルースやジャズやリズム&ブルースに憧れてビートバンドをやった感覚に影響を受けつつ、本物の黒人音楽のリズムを意識しつつ、現代美術的なグルーヴを持ったベースなのだ。この微妙で微熱気味なところを彼の曲は叶えてくれそうな気がした。 しかし緊張もあいまって、そうそう上手くは弾けなかったりするのだ。それでも数年前にアイドル事務所にいたオンナノコのバックバンドのオーディションを受けたことがあるが、あの頃よりは慣れない曲でも落ち着いてメロを聞きながら弾けるようになってきた。こんなときでも耳を頼りになんとなく指が勝手に動いてフレーズが出てくることもある。前日、ジャック・マクダフの曲に合わせて部屋でベースを弾いたのも活きたかもしれない。そんなことしてないで課題曲を覚えろってことだが。 さて2時間の演奏を終え外に出てみると、小雨がぱらついてきた。重たいベースを背負って新宿駅へと僕は走った。
|
|