
uchie◎BASSMAN’s life
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2004年01月25日(日) ■ |
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■BASS SOUND |
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ベースの音色にはいつも悩まされる。自分の音を大切にってだけじゃダメなんだよね。なにしろ伴奏楽器だから。歌や他の楽器と音が混ざったときに、うまくなじみつつちょっとぶつかるぐらいがカッコイイと思うんだけど、それは弦を弾くタッチとフィンガリングとアンプの設定の微妙なバランスがもたらすのである。ここが非常に難しく、またひとの個性となるとこなのだが、まあプロでもなかなかうまく出来てる人はいない。たいていがなんじゃこりゃって音色なんだけど、ジャストで弾いてる為になんとなく成立してるのだ。 新しいバンドをやるにあたって、これぞというバランスが見つかれば芋づる式にいろんな問題が解決することがある。しかしながら前のバンドのクセがたくさん残ってるので難しい。いろんな人といろんな人の曲をスタジオでやって人間関係も含めて嫌な思い出が増えたよ。そのせいで自信を持って演奏できなくなったりして、むやみにいろんな人と演奏するのも考えもんだ。今のバンドがうまくいったら、けしてもうひとつバンドをやったりするのではなく、写真を撮ったり絵を描いたりしたいなあ。 さて前のバンドではエネルギッシュに弾いていた為、ピックを持つ手に妙に力が入り過ぎてよく腕が痛くなってリズムが狂ったりしたもんだが、その辺を解決したいと思う。今月のベースマガジンを読んでみるとポール・マッカトニーの奏法について触れられている。“軽いタッチで安定感を〜”う〜む、なるほど。あのソフトなタッチで世界中のガールを虜にしたのだ。 それで今日は実際にスタジオで、いつもとちょっと違うアンプの設定で、いつもより軽めにピックを握って弾いてみた。でもあとで録音したMDを聞いてみると低音はうまく出てるが中音のブイブイ言わせたいところが足りないのでまだまだ研究の余地がある。 ほんとベースって困った楽器だよね。熱くなったところでドラムやギターのようにチカラいっぱい弾いたら変な音になってかえって小さい音になったりするから。でもそういえば、ロニー・レーンはすごく熱い厚いベースサウンドなんだよなあ。
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