
uchie◎BASSMAN’s life
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2004年02月22日(日) ■ |
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■CHAINESE RESTRANT |
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浅草に変った中国茶屋がある。それは飲食店のほとんど見当たらない道具街にある。田原町駅のそば。中国人の家族でやっているらしく1階にはビーズ専門店があり、その地下が茶屋になっている。いろんな石で出来たビーズがたくさん置いてあり見事なのだが、はたして誰が買っていくのだろう。 仕事の昼休みに見つけたこのお店が忘れられなくてまた来てしまった。 何が変っているかってそれは、ここには100種類のお茶が置いてあり、一杯800円か1200円なのだが、バイキング形式で食べ放題が付いてくるのだ。初めはだまされてるんじゃないかと疑った程だ。 内装や器は中国から取り寄せたであろうものばかりで、最近渋谷など大きい街で人気のある洒落た中華料理店とはまた趣が異なる。 写真と解説付のメニューを見てお茶を決めると、戸棚から茶葉の入ったビンを取り出しテーブルで入れてくれる。茶葉によっていろいろやり方があるらしいのだが、湯のみときゅうすが合体したような器で、上の部分に茶葉を入れお湯を注ぎ、少し待ってからきゅうすになる部分を取り外して飲む。 料理はいつも20種類程用意されている。チマキやショウロンポウ、五目粥などなど。見たことのない料理もある。他に客はいない。異国に迷い込んだ気分だ。「千と千尋の神隠し」で豚になってしまう両親を思い出す。もう戻れないのではないかと不安になる。いやただ食いではないのだ。800円なのだ。それにしても安い。これで儲けがあるのか心配になってしまうが。お腹いっぱいになるまで食べた。きっと中国の郊外にはこんな店があるのだろう。中国は広いから、普段日本で食べられる中華料理はごく地域のもので、本当はいろいろあるに違いない。この店の味付けも今まで食べた中華料理と随分違う。 デザートはさすがにないのだが、中国のお菓子がたくさん置いてあって、これも食べ放題。お菓子好きにはたまらない。ドライフルーツ系が多くて味は日本人には向かなそうだけど、僕は結構いける方。 食事の間モニターからは音楽ビデオが流れていた。女子十二楽坊。その音楽なり容姿なり、ここで見るとまたその良さが分かってくる。
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