uchie◎BASSMAN’s life

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2004年03月24日(水)
■個人練習 8〜喉がいかれた!〜

近所のスタジオに空き状況を聞いてみたらほとんど空いておらず、しかも24時以降はもう個人練習に使わせてくれないらしい。単価が安いから割が合わないんだろうなあ。しかたなく高円寺のスタジオに入ることにした。
そういえば商店街にまだ入ったことがないスタジオがあるのを思い出した。行ってみるとなんだか物騒な雰囲気。パンク系、ハードコア系の匂いがぷんぷんする。受付けのお兄さんは、ビールをガブガブ飲んでデカイ声でわめいているお友達とおしゃべり中。スタジオのドアから入って来たのはモヒカンでガタイのいいアニキ。
これは本当に音楽の練習をするところなんだろうか。僕は自分の好きじゃない雰囲気の場所にいるのが苦手なので、その場を立ち去った。
しかたなく値段は高いがもうひとつのスタジオに電話して予約した。しかしそのとき嫌な予感が。朝から声が出づらいと思っていたが、どんどん酷くなってる。
そんな不安を抱えつつ、六本木の新しくできたライブハウスに友達のライブを見に行った。以前モッズイベントで出演したことがあるSONORAのとなりだ。前はキャバレーだったところだ。ライブの直前にスタンバってると、隣の店の白人のコ達も衣装を着て準備したりしてて、「今からかい?」などと声をかけたもんだ。
改装されたその店はバーとステージが分かれていて、ちょっと昔のディスコの雰囲気だ。
友達の出演が終ると急いで地下鉄に乗った。ベースをとりに家に帰った頃には雨が降り出して、傘をさしながらスタジオまで30分ぐらい歩いた。
いざコーラスの練習をしてみると、いつもの何倍も苦しくすぐに声は枯れてしまって、まるで自分の喉ではないかのようだった。音程のとり方も分からなくなって、コーラスの練習をし始める前よりも酷かった。それでもマイクスタンドに向かって格闘した。
しかしやればやるほど空回りで、僕の勇気はガサガサの声と一緒に床へ落ちていった。
夜中の2時、落ち込みながら雨の中を帰った。