
uchie◎BASSMAN’s life
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2004年05月01日(土) ■ |
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■DJ? |
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小学5年の頃同じクラスに、僕と同じで鈍いが頑固者でプライドの高いやつがいた。やつは僕と同じで女に全くモテなかった。 高校へあがると僕らは、こっそりビールや煙草をやりながら一緒にロックを聞いた。彼の部屋の窓からは全国でも有名な高校ラグビーのチームの熱い練習姿がよく見えたが、僕らはロックにしか熱くなれなかった。 二十歳を過ぎると僕はBASSを本格的に始め、彼はclubなんてものをやり始めた。 「clubって何よ?DISCOとは違うの?え、スクラッチもやらないの?ただCDかけるだけ?面白いのかそれ?」 彼は何か新しいことをやろうとしていた。その名は“MADE IN ニッポン”なんだかよくわからなかったが、下北沢の251に行ってみた。今と違って当時は夜になるとこのへんは物騒だった。 中に入ってみるとカルチャーショックを受けた。スキンズの女の子の集団やらゴシック系やら東京中のサブカルチャーをひっくり返したような勢いだった。150人ぐらいいたようだ。 文字通り日本ものしかかけない彼は、最新のロックをスピンさせた。電気グルーヴだ。 みんな狂気していた。僕も朝まで踊りつづけた。
そんな彼が近頃結婚した。そして今日は“MADE IN ニッポン”でパーティーというわけだ。ゲストで1曲まわせるということで、僕もお気に入りの日本のCDを持っていった。 AIRの“AIR”をかけた。 はじめてDJブースとやらに立ったが、なぜかライブをやるときよりも緊張している自分に驚いた。ベースを弾くのとまったく異なるこの感触はまた新たなことを学んだ気がする。
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