uchie◎BASSMAN’s life
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2005年05月11日(水) ■ |
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■the freaque’s live vol.8 at red cloth |
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今回のライブは、ある意味いつもと方向性を変えたライブだ。バンドをよりクールにするため、このひと月リズム練習を中心にスタジオリハを重ねた。 今まではオモテでリズムをとっていたが、ウラでとるように練習した。リズムをとる足の動きが全く逆になるのだ。それをカラダ全体で表現していく。ウラで首を引きオモテで顎を突き出す。オモテのときに腹筋を使って腰を入れるのが重要だ。 これを実際に本番でも行った。いつもの倍は神経を使う。全身が絶え間無く動き、 カラダでグルーヴを掴む。 とはいえエフェクターの切り替え時にモタってしまったのが悔しい。 テンポが140も超えるとウラで足を動かすのはまだ難しいので、今までダウンピッキングでいっていたところをオルタネイトにしてウラを強調。 もちろんこのような基礎的な変更だけでなく、今回は大きくセットリストも変更。 今まで最後にやってた曲をいきなり1番頭に。そして真ん中に新曲“keep me flying”を発表。 コード進行は60年代のリズム&ブルース的だが、アプローチはいたって感覚的。 ベースに限って言えば、A1はメロはルートとパッシングノートでロングトーンとミュートで勝負。A2はグリスでミドルのポジションまで持っていきメロディックに主旋律にはさむ。 しめの部分は8分で均等にルートで盛り上げつつ実はこっそりマイナーでパッシング。 B1は気持ち16フィールでソウルフルに。シメのフレーズは主旋律に沿いつつも呼応する形で。 B2は同じコード進行だけど奏法をガラっと変えてアルペジオ。これはビートルズの“becouse”でジョンが弾いてる鍵盤の影響が大きい。 エンディングはAと同じコード進行だが、コードの繋ぎに3度5度で上げていき全く逆の印象を持たせた。こんな簡単な理屈で大きな変化をつけられるからBASSは凄い。 最後はギターの進行はそのままにベースはワンノートのリフへ。これは理論的になんていうのか分からないけど、The Whoの“ババ・オライリィ”のシンセのようなものか。今時で言えばコールド・プレイか? と、いろいろやってるのだが、まだまだ細かいとこを練習しないと難しい。新曲の割にうまくいった方ではあるが。
1番目出演ということもあり、お客さんもほんとうに少なかったんだけど今までで1番いいライブだったんじゃないかな。ただ正直演奏中寂しい気持ちでいっぱいだった。大勢の人を楽しませられるような人間になりたいんだ。もうただそれだけ。 前は他人のことなんか考えちゃいなかったけど、年々サービス精神が旺盛になっていくんだ。人は人に認められないと生きていけないという意味で。
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