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| 2006年08月30日(水) ■ |
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| 無題 |
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彼を失った君は、とっても苦しそうでした。 君をおいて旅立ってしまった彼も、そんな顔をしていたね。
名前をよんで。 心の中でくり返すだけではなくて。 小さくてもかまわないから。 声にだして、僕の名前をよんで。 それだけで僕には届くから。 君の声がききたい。
『 』 傍から見ているぶんには、ただ小さなつぶやきだった。 けれど次の瞬間、そこには大きな影がおちる。 今なお俯いている君を何かから隠し護るように。
鳥? それは大きな翼で君を覆い、優しく包む。 美し声で詩を唄い、声は君を抱きしめた。
もうなにも君を傷つけはしない。 だから今は安心しておやすみ。 夢の中にも、僕が君を護ってあげよう。 赤子のようにすべてを信頼しきって。 夢からさめたらきっともう大丈夫。 だから今は僕に心あずけて。
『 』 また君が小さくつぶやく。 すると翼は一度大きく羽ばたいて、君を連れて行ってしまった。 君はやっとすべてから解放されたの? 最期に見たその顔は、うっすらと口元に笑みが浮かんで。
その笑顔に私はほっとしたはずなのに、なぜか泪がこぼれた。 君を失ってしまったのだと、その時はじめて思い至ったから。 空が遠い今ならまだ間に合うだろうか。 「私は君を愛していたよ」 秋風巻く空を見上げて小さくつぶやいてみる。
君がかつて彼を失った時のように 私も今、君を失った悲しみで途方にくれている。 君には届かなくても、彼-翼の主-にはきっと届いたろう。 お前は私から、愛しいものを奪っていくのだと。
君を奪われる哀しみと、君の幸せを喜ぶおもいと…。 私は今、途方に暮れてただ立ち尽くしているよ。
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そもそも最初に書きたかったのは、頭の「名前を〜」だけ。
名前をよんで。 心の中でくり返すだけではなくて。 小さくてもかまわないから。 声にだして、僕の名前をよんで。 それだけで僕には届くから。 君の声がききたい。
これだけだったのにね〜(笑) 無駄にダラダラ書きすぎで、最初に書きたかったイメージが まったく違うものに成り下がってしまいました。
もうどうしようもない窮地に立たされたときに 思わずつぶやいてしまう人の名前はなんですか?みたいな。 助けて欲しくて呼ぶんじゃなく、最期に一目会いたいでもなく。 ただ、今逢いたいとおもってしまう人。 君に逢えばがんばれるのにと意識しないで、事実そう、みたな。
で、会いたくて名前を呼ぶ側でなく 呼ばれる側もそれを望んでいる場合の…そんなかんじ。
ポジティブなイメージがずいぶんとネガティブに…嗚呼。
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