潔く - 2001年12月08日(土) きれいとか 優しいだとか きみのこと 思うから好きなわけじゃないのに 潔く つないだ指を払いのけ 木枯らしに独り 胸を張る冬 ………… 夕方池袋へ。久しぶりに東口の喧噪の中を歩く。本当に歩きにくい所だ。お出かけプログラムでここへ来ると言っていた患者さん達のことが、少し心配になる。人混みを歩くのは疲れるだろう。でも平日ならもう少し人が少ないし、平気かしら。 本屋で用事を済ませた後、大きなドラッグストアに寄る。相変わらずお兄さんが大きな声で呼び込みをしている。寒い中大変そうだなと思っていたら、本人はちょっと笑っている。「何笑ってるんだよ」と親しそうな同年輩の店員さんがからかうと、「だって面白いんだよ」と。そうか。面白いのか。 ずっと探していた日焼け止めが売っていて、物凄く嬉しい。あちこちで探しては玉砕していたのだ。夏の間にまとめ買いしておくのだったかと後悔していた。良かった。 あと数日でボーナスを手にする妹に、焼き肉を奢って頂いた。一連の騒ぎで焼き肉屋さんから遠のいていたけど、ほんとはずっと行きたかったし、皆で行こうと計画を立てたりしたのだけど、「焼き肉なら今日は帰る…」と腰がひけてしまう子がいたりして、普通の居酒屋さんになるという事が何度かあったのだ。でも気持ちはわかるな、確かに怖い病気だとは思うから。 外で待ち合わせたのに、偶然に着ていたニットが色違いで(彼女が私の服を無断借用したのだ)、それが微妙に恥ずかしい。同じ顔で、似たような髪型で、お揃いの服、向かい合わせで食事。絵に描いたようでなんだか可笑しい。 -
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