夕暮塔...夕暮

 

 

言の葉を - 2002年01月18日(金)

言の葉を 愛しみ憎んでもどかしく 振り回されても 手放すことなど 






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今日からまた先生と呼ばれるようになる。久しぶりの事なので最初は一瞬レスポンスが遅れてしまった。


「ねえ、先生、下の名前なに」
突然に色白の少年が問う、かれはまるで外国の子供みたいだ。私は振り向きざまに名乗る。遠い国の街の名前。
「思っていたのと、違った……」
たいして残念そうでもなく少年達はさざめく。そう悪い感じはしない笑い方だったけれど、一体どんな名をつけてくれていたのか。教えてくれたらいいのに、この年頃の彼らは時々秘密主義だ。





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