![]() |
私に笑って - 2002年03月13日(水) 君の夢が未来で誰かを癒すでしょう その時ひそかに 私に笑って ************* **** * *** ** * 持ち帰りの仕事は明日の昼まで。少し腹立たしい、これでノーギャラなのは理不尽だ。関西出身の根明な同期が 「そんなん燃やしてしまい」 と笑う、そうしようかと大袈裟に賛同してみせて2人で笑いあう。 おいしいものを買って帰りたい気分。書類が重たいのを我慢してデパートの地下、マコーズでベーグルを3種、ほうれん草とチョコレートとプレーン、満願堂の芋きんつばを2つ。洋菓子売場は男性で混み合っている。あまり見ない年輩の男性も沢山いて少しもの珍しい。ああそうだ、明日はホワイトデー。 菜の花とさやえんどうで海鮮温サラダを作る、おろし柚子ポン酢をかけて頂く。食べない方の菜の花も欲しかったけれど荷物の多さに諦めた、明日か明後日あたり買ってきたいなと思う。家具屋さんで見てさんざん迷った四角いガラスの花入れ、やはり迎えに行ってしまおうか。あれに活けたらとても春らしくて素敵だろう。 メールの返事はすぐに届いた。長文の殆どは今の彼女の状況とシンガポールの生活について。暖かな国は極度の冷え性の彼女にとってはまあまあ都合がいいらしい。……そういえばラッフルズホテルは確かシンガポールにあるのではなかっただろうか。浅田次郎の小説、シェエラザードの単行本の美しい表紙を思い出す、あれは確かラッフルズだった筈。今でも時々ふと思い出すラストシーン、あの切ない別れの言葉。 -
|
![]() |
![]() |