スピーチ - 2004年09月11日(土) 自殺、浪人、失恋、離婚。同僚の披露宴に一応主賓として招かれた上司(いろいろとだめな人)が、新婦となる部下へのスピーチのために用意した草稿に紛れ込んでいた、とんでもない言葉の数々。「り、りこん!?」びくりと私が震えると、隣で一緒にスピーチの練習を聞いていた先輩は「…それは、世の中では普通禁句と言われていて」と心臓が冷えるような声色と目線で彼を見上げる。「あ、そお? じゃあ削るね」とさらっと上司が言うのに、彼女はまだ何か言いたそうな顔つきをしている。別に新婦を罵ろうとかいうつもりではなく、あくまで本人としては褒める趣旨で話しているというのが恐ろしい。 -
|
|