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My Favorite Things


2003年10月04日(土) 次は小説。

ここ最近、家にある書籍をひっくり返しています。
しばらく本を読んでいなかったかもと思い立ち、
飾ってあっただけの本を読もうと思いました。

好きな小説家は、と聞かれてまず答えるのは、
小野不由美さんです。
代表作は十二国記シリーズ、悪霊シリーズ、屍鬼など。

たぶん最初は十二国記シリーズの「月の影、影の海」上下巻
だったと思います。
これをはじめて読んだとき、とても新鮮な驚きがありました。

上巻はめちゃめちゃ暗く、心のイタイところを沢山つかれて、
気分が暗くなったのを覚えています。
そして下巻、打って変わって、物語が展開していき、読了後なんともいえない爽快感がありました。
主人公・陽子の男前っぷりが素敵。
素直に面白いと思える作品です。

もともと推理小説畑な人なので、とても緻密に文章が構成されていて、
小説のあちこちに複線が張られ、シリーズを通して読むと、
その全体像が綺麗に浮かび上がります。
十二国記シリーズでは、なにかしら教訓めいたテーマなりがあるのですが、それが登場人物なりの言葉としてあり、綺麗に終わります。

ああ、早く次回作が読みたい。


さて先日、しばらくぶりに手に取ったのは、「屍鬼」でした
実は初版で買ったのですが、最初の項で挫折してました(苦笑)
だって漢字が読めなかったんだもの。
「樅」という字が。(大ちゃんをバカにできないわ・・・。)
そして純粋に怖かった。

でも、本当は小説ってイキオイさえあれば読めてしまうもので、
読むまでは長かったですが、読み始めたらとまらなくて。
一気に上下巻読み終えました。面白かった〜!怖いけど(笑)

一日中同じ体勢でぶあついハードカバーを抱えていたので、微妙な筋肉痛になりました(笑)

やはり、小野不由美は最高。


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倉谷 優麻 [MAIL]