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2003年10月14日(火) 「幽霊刑事」

今日は特に何もないので、小説の紹介を。

「幽霊刑事」これはゆうれいデカ、と読みます。
講談社刊、有栖川有栖著作の小説の題名です。

名前だけ聞くと、なんだか2時間ドラマのサスペンスか西部警察かって感じですが、
推理小説で、ラブストーリーです。
あだ名でもなんでもなく、純粋に刑事が殺されて幽霊になってしまったお話です。
物語はそこから始まります。
被害者ですから、当然犯人を見ているわけで。
主人公は自分が見えない同僚や家族、恋人に犯人が誰なのか訴えます。
けれど、もちろん伝わるはずもなく。その描写がまた切なくて。
しかしその犯人も何者かに殺されてしまって、事件にはまた別の真相があり、
後に解き明かされていきます。
もちろん、主人公がまったく見えないまま、状況を見守るだけでは話は進まないので、
霊媒体質の後輩が相棒となって、事件を解決していき、ついでに恋人に言葉を伝えます。
(ちょっと映画「ゴースト」っぽいけど、魅力は別のとこにあります)
この本には最後に仕掛けがあって、素敵な効果になっています。
とても、切ないラブストーリーです。
この本はすでに文庫化されていますが、
私はハードカバーの装丁がすき。とても綺麗な表紙で、お気に入りの一冊です。

有栖川有栖(ありすがわ ありす)、という作家の代表作としては、
作者と同じ名の「有栖川有栖」と言う作家と火村英生(犯罪学助教授)のコンビが
活躍する「国名」シリーズ、或いは大学生の有栖と江神二郎(とその他の仲間たち)
の活躍する「月光ゲーム」以降のシリーズがあります。

もちろんこれらは大好きなんですが、小説がいっぱいあって、選べなかったのと、今すぐ手に取れるとこにおいてないんで、また今度。

ちなみに「ありす」という名ですが、男の人ですよ。もちろんペンネームですが。
平成のエラリークイーンとの異名をもつ、本格推理作家の一人です。

この人の作品を読むたびに、クイーンを読んでないことを思い出します。
どうも翻訳されたのはどれから手にとっていいのか分からなくて。
どなたかクイーンでオススメの小説あったら教えてください。


今日はなにもない、とか思ってたら、accessのオフィシャルで動画配信してたんですね(汗)
お友達の日記読んではじめて気づきました。私、こんなんばっかりだわ(苦笑)
NACK5のオンデマンドとコメントは見たんですけどね。
HIRO、短い髪似合ってる!格好良いかも。
変にウェーブのかかってる髪型より全然好きです。
でもベッカムっぽくしないほうがいいんじゃないかな(個人的趣味ですが)


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倉谷 優麻 [MAIL]