カミサマへの手紙
死ぬのは決して怖くない。
カミサマがそこで待っててくれるから。
カミサマ、まだ会いに行っちゃいけないの?
いつまで待てば会いに行っていいの?

2004年10月05日(火) シスター

しんちゃんに会いたいよ。
ぎゅ〜って抱きしめて欲しい。
大好きって言って欲しい。
それは望んじゃいけないことなの?
僕には過ぎた贅沢なの?
本来生きるはずのなかった、表に出るはずのなかった僕にとって。
この身体が神様のモノだからいけないの?

僕は独りで生きていかなくちゃいけないの?
一生独り?
誰かに頼ることも支えてもらうことも許されないことなの?
誰かに恋をすることも許されないことなの?
しんちゃんが好きだと思うのもいけないことなの?
僕は独りぼっちなの?
誰かに甘えることもいけないの?
僕はどうすればいいの?
生きる希望も死ぬ勇気もない僕はどうしたらいいの?
ずっと眠っていられたらいいのに。
シアワセな夢を見ながらずっとずっと起きなければいいのに。
そうすればずっとシアワセでしょう?
辛いことなんてないでしょう?





東の海に舟を浮かべて誰より早く朝を迎えに
風が便りを運ぶと言うなら 僕に宛てた風は吹いていない

あなたのために祈る事なら今の僕にも許されるでしょう
流れ流れて漂う先で懐かしい日々を思い出してる

悲しみが友の様に語りかけてくる
永遠に寄りそって僕らは生きていく

数えきれない人の涙で夜明け前の海は今日も蒼い

あなたの欠けた世界は今や無秩序にただ組み立てられて
ギリリギリリと軋みながらもそれでもまた再び動き出す

この季節咲き誇る白い花を摘んで
波の間にあずけよう あなたに届けばいい

いつもの様に赤い日傘を差したあなたが拾ってくれたら

鐘の音が岬を臨む教会から響く
美しいシスターの祈りを乗せ人の心にも
時間の移りを優しく告げていく

悲しみが友の様に語りかけてくる
永遠に寄りそって僕らは生きていく

西の海まで舟は流れてたそがれと一緒に沈めばいい
明日になったら会えるのかな


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