しんちゃんに会いたいよ。 ぎゅ〜って抱きしめて欲しい。 大好きって言って欲しい。 それは望んじゃいけないことなの? 僕には過ぎた贅沢なの? 本来生きるはずのなかった、表に出るはずのなかった僕にとって。 この身体が神様のモノだからいけないの?
僕は独りで生きていかなくちゃいけないの? 一生独り? 誰かに頼ることも支えてもらうことも許されないことなの? 誰かに恋をすることも許されないことなの? しんちゃんが好きだと思うのもいけないことなの? 僕は独りぼっちなの? 誰かに甘えることもいけないの? 僕はどうすればいいの? 生きる希望も死ぬ勇気もない僕はどうしたらいいの? ずっと眠っていられたらいいのに。 シアワセな夢を見ながらずっとずっと起きなければいいのに。 そうすればずっとシアワセでしょう? 辛いことなんてないでしょう?
東の海に舟を浮かべて誰より早く朝を迎えに 風が便りを運ぶと言うなら 僕に宛てた風は吹いていない
あなたのために祈る事なら今の僕にも許されるでしょう 流れ流れて漂う先で懐かしい日々を思い出してる
悲しみが友の様に語りかけてくる 永遠に寄りそって僕らは生きていく
数えきれない人の涙で夜明け前の海は今日も蒼い
あなたの欠けた世界は今や無秩序にただ組み立てられて ギリリギリリと軋みながらもそれでもまた再び動き出す
この季節咲き誇る白い花を摘んで 波の間にあずけよう あなたに届けばいい
いつもの様に赤い日傘を差したあなたが拾ってくれたら
鐘の音が岬を臨む教会から響く 美しいシスターの祈りを乗せ人の心にも 時間の移りを優しく告げていく
悲しみが友の様に語りかけてくる 永遠に寄りそって僕らは生きていく
西の海まで舟は流れてたそがれと一緒に沈めばいい 明日になったら会えるのかな
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