日々是迷々之記
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2005年11月15日(火) ダウン&アップ

昼から面接だった。今度は派遣でなく契約社員。ネットの求人で見つけた会社だ。朝から履歴書、職務経歴書を作り、用意する。

多分だめだろな、と思わせる面接だった。未経験者歓迎!一から丁寧に教えます!とか書いているわりに、職務経歴書を見て、畑違いですね、と言われた。まあ、ビックリマーク付きの宣伝文句を信じた方がオロカなのかもしれないが。

帰り道、バイクで走りながらだんだん鬱が入ってきた。なんかどこへ行っても品定め、選別されるような感覚がする。そしてアンタはダメよ、とみんな言う(ような気がする)。あるカリスマ的エディターの人が、自分の能力に行き詰まりを感じ、鬱入ってパン工場に勤めたが1日で辞めてしまう話を思い出す。そこで、俺は工場の仕事もできないんだよ、と余計落ち込む。

何が偉いとかないけれど、今の私はそれに近い感じだ。単純作業でさえ勤まらない。落伍者感覚。実は1週間ほど前にいつも行くブックオフでバイトを募集していたので思わず申し込んだ。が、それも断られた。土日祝は休んではいけないとのこと。バイトって大変や。。。

帰りにバイク屋に行った。主に会話するため。気心の知れたもの同士で話すのは楽しい。友人も来ていた。今日は新車の納車日ですごくうれしそうだった。ぴかぴかの赤いスポーツバイク。その気持ちわかるよ。いいなぁ。バイクが欲しいんじゃなくて、その楽しい気持ちがうらやましい。

「いいな、いいな〜」とまんが日本昔話の終わりの歌を歌いながら家に帰る。おいしいゴハンにぽかぽかお風呂は自分で用意しないといけないなぁと思いつつ。

帰ってミクシィをうろうろしていたら携帯が鳴った。母親の病院からだ。さっさと手紙を取りに来いとのこと。明日行きますととりあえず返事。こういう外面の良さを保とうとする自分が嫌だ。別に行く気もないのに明日行きますと答える。めんどくさっと思っているくせに、いつもお世話になってますという。誠意、まるでなし。

また電話が鳴った。今度は派遣会社からだ。来週から仕事どうですかとのことだった。何でも、前の担当者のTさんが私を薦めてくれたらしい。感謝、である。ちょっと気持ちが高揚した。まだ世の中から見捨てられてはいないようだ。落ち込んで、持ち上がって、気持ちが忙しい。

仕事がうまく決まるといいと思う。ちゃんと世間の流れに乗って生活したいと思う。平穏な心で淡々とした日常。こんなものを望むときが来るなんて、若い頃は思いもしなかった。

今日もオチはなしだ。


nao-zo |MAIL

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