START NEW INDEX MAIL BBS


おとなの隠れ家/日記
marko

MAIL
BBS


クリックすると
ランキングに投票されます♪

My追加


2002年05月09日(木)
想いの形



「男は最初の恋人になりたがり 女はだれも最後の愛人でいたいの」
これは あの有名なユーミンの曲の中に出てくるフレーズ。
はは〜ん 男って 自分の惚れた女の最初の男でいたい わけね。
つまり 処女であってほしいのかな? 自分の色に染めたい願望が
あるから サラの状態を好むんだろうか?
女が 自分が愛した男の最後の女でいたい というのは 永遠に自分だけを
愛してほしい という気持ちの表れなんだろう 
これを初めて聴いた時に 私はそういう風に理解していた。

最近 この曲を久しぶりに聴いて 新たな発見をしてしまった。
それは このフレーズに続く次のフレーズ。
そこに 最初のフレーズの説明が隠されていたみたいなのだ。
「だから所詮 同じ気持ちで 求め合っていると思っちゃいけない」
う〜ん これには気づいてなかったな。
男が求めているものと女が求めているものは 違うものだと。
男と女が求めているものに どんな差があるか その内容は別として
その差があることを 私は当時 わかっていなかったと思う。

いくつかの恋愛と出会いながら つまずく場所は同じようなところで 
しかも それを何度となく繰り返していく。
女性の気持ちにありがちなのは 自分のことを相手がどう思っているか
どのくらい好きなんだろう 私の気持ちと同じくらい? などと 自分の
気持ちすら 計る武器などないのに 相手の気持ちに探りをいれる。
でも 求めているものが違うという認識があれば もし その計る武器が
あるとしても 男用 女用と なくてはいけないだろうし 
また それぞれタイプ別にも必要だろう なんてことを考えてみた。
膨大な数となるに違いない。(笑)

この作業のおおもとは 女性側の女性なりの考え方から始まるわけで。
私は こんなに想っているのに とか言いながら 
相手の気持ちの証明を求めてしまう。 
その結果といえば 女性にとって満足する答えなど 
そうそう 返ってはこないのに。
そこには 想いのサイズを思い描く時に そして表現する方法に
すでに男と女の差が あるんじゃないだろうか?

誰もが 好きな相手から想われていたい。
でも その想う気持ちの形は 算数のように同じ形をしているんじゃなくて
図工の粘土細工みたいなものかもしれない。
お互いが ちゃんと向き合ってさえいれば 何をすることもなく いろんな
角度から伝わってくるような.......想いとは そんなものかもしれない。
伝わってこない気がするのは 自分が向き合っていない 
もしくは 求める想いが そこに ない のかも。

いつの頃からか 計る作業から足を洗った。
気にならないのではなくて 計りようがない と知ったから。
今でこそ 少し わかってきた「求めるものの違い」
せっかく ユーミンがずいぶん前から教えてくれていたのにね。
でも その頃 同じフレーズを聴いても 私の心には響かなかっただろう。
そう考えてみれば 恋に落ちることを繰り返している中で 
私も何かしら 成長しているのかもしれない。(←自己満足)