
おとなの隠れ家/日記
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2005年01月13日(木) ■ |
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エコカーの落とし穴 |
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エコカーに乗り始めてリッターあたりの走行距離も17.3キロと、 高速道路を毎日走るわりには、のびているんじゃないかと思っていたら 先日、半年点検のお知らせがてらやってきた営業の人に
「そりゃ、のびなさすぎです」
といわれてしまった。 いくら高速道路主体に走ったとしても、リッター20キロくらいは、のびてもいいそうな。
「飛ばしすぎですね」
お金払って高速走るんだから、飛ばさなきゃ。(自爆)
わたしが乗っているのはプリウス。 エコカーだから、環境には優しいのだろうが あれ、結構危険な乗り物だと言えなくもない。
スピードを体感しにくいのだ。
いままでだったら、高速道路に乗るときには、低速からどんどんスピードが上がることが 体でわかっていた。 これ、どういうことかというと「音」だ。 そしてスピードメーター。
まず「音」についてだが オートマ主流とはいえ、加速するときの音ってあるよね。 あれが、電気自動車系では、あまり感じられない。 一定の音しか出ない。 もちろん一般道をはしる50キロの音と、高速道路での140キロじゃ音のうるささは違う。 しかし、あまり音の種類がないんだよね。 静かなときの音、加速中の音ぐらいで。 この加速中の音が、100キロまでの加速と、100キロを150キロまで加速する音に あまり変化を感じられない。 車が、高速出してますよ、という主張をしない、とでもいおうか。
車はアクセルを踏めば踏むほどにスピードは出るものだが、 スピードなりの加速の音が感じられないと、どういうことになるかというと それがどのくらい出ているのか体でわかりにくいということなのだ。
スピードメーターを見ればわかる
そう思われるだろうが このスピードメーターも、まずいことになっている。 針がスピードを教えてくれるわけではなく、デジタルの数字が教えてくれるのだ。
デジタルの数字だと、メーターを見れば数字が明確にわかるから、わかりやすいように思うが それは取り締まり用のレーダーを通過するときやパトカーや覆面パトカーに遭遇した際 これみよがしなスピードで走るときに有利なだけで 普通に走るならば、従来の針が使われているメーターのほうが、実際のスピードを認識しやすい。
どういうことかというと デジタルの数字で、50・100・150と目で見るのと 針が左から右へと回っていくのとでは スピードが上がっていると体感することができるのは針の方で
数字は、数字を見ないとはっきり100なら100と目でみないとわからないが 針は、視野にちょっと入るだけで、針のだいたいの位置で何キロかがわかる。
時計を思い出してもらうと、わかりやすい。 針のついた時計とデジタルとでは、針のついた時計のほうが ぱっとみただけで、感覚的に時間を捉えられると思わない?
車の音とデジタルメーターの二つが、スピード感を麻痺させる、とわたしは思う。 その結果、自分の思うスピードよりも出ていることがある。
走行車線を走っていて、前方に車がいたとする。 その車に追い越しをかけるために追い越し車線に移ることを考え 追い越し車線の車の流れを確認して加速するわけだが この加速が思ったより上がるので、追い越そうとする前の車に思ったよりも接近しすぎるのだ。
こういう作業をするときは、いちいちスピードメーターを見ることはなく 勘で加速し、追い越すものだ。
自分が160出すと、他の車の流れと比較すれば、自分がスピードを出していることには気づくが それを確認するのがメーターの数字を「160」と見るまでは130か160か、気づかないのだ。
車にツウな方に聞いてみたところ この「音」に関しては、以前から電気自動車の泣き所として、検討され続けている話らしい。
エコにも思わぬ落とし穴がある。
安全運転で走れば問題ないのでは?
そうとも言えるけど、
発進するときや低速で走るときは、音が静かなため、 道行く人が車が近づいていることに気づかなかったりすることもあるそうだ。 自分で発進しているのに気づかず追突するという話も聞くしね。
あ、それと ブレーキが、効きすぎ。 5段階で効き方を表現するならば(1が弱い、5が強いとして) 踏み込み方で、5つなきゃいけない効き方が 今の車は、1と5しかないという感じ。 従来の2の強さで踏んでも、5効く。 つまり、ちょっと踏んだだけでも、ガクンと車が揺れる。 かっこわるいよ、これ。
フットブレーキも、慣れないせいか違和感がある。 坂の多い長崎だと、あれじゃ走りにくいだろう。 自動車学校で習う、坂道発進ができないもの。
半年乗ってみての感想は、車というよりは車に似た乗り物という感じだ。
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