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おとなの隠れ家/日記
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2006年09月29日(金)
もーダメ、限界。



松たか子が出てたもんだから(好きな女優なのだ)
そのままチャンネルかえないでいたら
そのドラマが日本の戦時中だということがすぐわかった。
しかも舞台は広島。
終戦間際をにおわせるシーンに原爆投下が関係していることも、わかった。

原爆、その言葉に何かしら反応するように
長崎市民はこどものころから教えを受けている。

このまま観ようかな、それともやめとこうかな。

まだ食事中だったので、そのまま観てしまった。
お皿を抱えたまま、くちにご飯を運びながら
涙が込み上げてくる。
かなりこらえたつもりだったが
あまりにも胸が痛い。

お国のために命を捧げる、なんていっても
今と同じように、こどももいて、若い男女もいて
外で遊びまわりたいころなのに
恋にときめいて、結婚を夢みる年齢なのに
戦争が全てをぶち壊していくさまを
たとえドラマとはいえ正視できるほどの心を、わたしは持っていない。
1945年、わずかに61年前の日本だ。
61年前に、今と比べれば、どこから見ても理不尽なことばかり起きている。

悲しくて悲しくて、んでもって悔しくてさ
涙がとまらないようになっちゃって。
これ以上観るには、耐えられなかった。
テレビを消したのが、ちょうどポツダム宣言が送信され
日本はそれを拒否したあたり。



振り返ると
そのころは、もう日本の負けは見えてたんだよね、確か。
なのに引けなかった。
無駄に命が奪われていくことを止められなかった。
ああ・・・・・

ドラマはおそらく原爆投下までの
さらに過酷な様子を描かれているに違いなく
わたしは、もうそれ以上は観れなかった。
ツラスギル、スイッチオフ。


夢や希望を持つことが厳しい時代に
それでも何かを信じようとしていた姿に
激しく心を刺激されてしまった。
わたしも負けられないな、と。