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おとなの隠れ家/日記
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2007年05月14日(月)
事故に合わないことを宣言する?



春の交通安全週間の初日
お昼のニュースで推定5才ぐらいのこどもたちが言っていた。

「交通ルールを守り、事故に合わないことを宣言します」

んん?
これ、文章的に違和感があるぞ?
事故に合うか合わないかは、自分でコントロールできることなのか?
合わない、と宣言さえすれば合わないように錯覚してないか?


入学式や卒業式、イベントなどでよくみかける
代表でまずソロがいて、こだまのように他のみんなが同じことを言う
というあの形で、事故に合わないことを宣言していた、いや、させられていた。

これ、わたしが小学生じぶんからあっているけど
こっけいに見えてしかたがない。
なんてったって、心がこもっていないように聞こえる。
イベントに全員が参加している気にはなるだろうが
言わせられているだけにしか見えないんだなー。


交通ルールを守ることは、事故を防ぐまずの条件だ。
交通事故は多くの場合、加害者・被害者が存在する。
自分がルール守っても、誰かが守らないなら事故に合うときゃ合うわけで。
福岡での悲しい事件がきっかけになり
日本中で飲酒運転の危険性が問題になったときも
その渦中で、飲酒運転で事故を起こした政治家もいりゃ警官も
きっかけとなった加害者の同業である公務員までいた。
元来、法的に禁止されている飲酒運転、さらに見直そうとしているさなかに
率先して注意を呼びかける立場の人間がやっちゃっては
どうこどもたちに交通ルールを守ることの重要性を教えられるというのか。
おとなの責任感の無さに呆れるわ、まったく。


あんな小さなこどもたちに、事故に合わない宣言という妙なことを言わせて
それが変だと感じないおとなも変ね。
わたしからみれば、こどもに押し付けてるようにしか聞こえない。
こどもは素直だから、ちゃんと教えればたいがいルールは守るもの。
ちょっとだけ、なんて言い訳して一杯やるのも邪魔な駐車するのもおとなだ。

小さなこどもが訴えることに、キャンペーン的意図があるとすれば

「事故を起さないよう、事故に合わないよう、交通ルールをまもりましょう」

と呼びかけタイプにすりゃいいのに。
こどもが小さいから、この文章が長いのならば

「みんなで交通ルールを守ろう」

でいいじゃん。
交通事故に合わない宣言だなんてさ、現実的じゃないよ。