2001年10月13日(土) |
旅行中でも読んでいる |
雨の音のような、川の流れる音が聞こえています。 なかなかに年期を感じる旅館ですが、10畳間だし、TVもビデオデッキもあるし、お風呂はないけどトイレは部屋についてるし、ヒーターも使い放題、今もガンガン暖房してます。床が浮いてギシギシいいますが、掃除はちゃんとしてるようだし、ちょっと遠いけど(川を渡って行くんだから)露天風呂もあるし、ご飯はおいしくてお腹いっぱい。 取り敢えず、値段の割にはいい感じです。 尾崎紅葉が金色夜叉を書いた宿なんだってさ。(このあたりが文学的でしょう)
昼間は那須サファリパークと那須ハイランドパークへ行って来た。 サファリパーク……。 娘はもちろん、私もダンナも初体験だったのだ。 で、バスにしたのですが…大正解だったなあ。 運ちゃんの説明が、上手くて楽しかったんだよ〜。 1番前の席を陣取ってたんで、条件も比較的よかったんだな。 ライオンや虎なんか、可愛い顔してて。象が鼻で餌をねだるのもラブリーだった。 バンビちゃんには、娘も大興奮。 今度は貸し車で回りたいね、と意気投合しました。 友達と一緒に、大型車もいいかもね。 ハイランドパークでは、パートナーを取っ替え取っ替え、娘はジャイアントゴーカートに6回も乗っていた。何も言わなかったら、もっと乗ったかも知れない…が、半分しか乗らなくたって親は飽きた。 ここはメリーゴーランドが好き。 2階建てで、キリンとかシマウマとか、豚とか猫とかダチョウとかが、グールグールと回ってるんだ。もちろんカラーリングは賑やかで、とっても楽しいですよ。 新作のコウモリコースターも乗ってきたよ。 これは子供でも2人乗りで乗れるんだけど、ちょうど娘はおねむで沈没中。 こわい…ってほどじゃなくて、「わ、わ、わ〜」って感じでした。急ブレーキが何カ所かあって、それが「ビックリ」なの。 で、宿には午後5時を少し回ったところで、チェックインした。
明日は観光の初心に戻る予定だ。 や〜、那須は初めてじゃないのに、レジャー施設しか行ってなかったことに気付いて。 吊り橋とか、渓谷とかを見学するです。 ロープウェーなんかも、いいかもしんない。
さあ、読書。 旅行中なのに、なぜか読了本がある。 水落晴美「夢界異邦人 竜宮の使い」。 シリーズの2作目だが、1作目に比べて、よかったと思う。 前の時は、ただ「読んだ、終わった」って感じだった。 心象世界に入る話ね、ふーん、そう。 こんな印象しかなかった。それなり楽しめはしたけど、患者である「夢界」の主には、それでも少しは肩入れ出来たけど、ダイバーたちはあくまで「よその人」みたいな感じが最後まであったし。 でも、今度は違った。 読んでて続きが気になりやめられないと思う度合いなんかも、もうぜんぜんだ。 ダイバーの1人「凛」の背景が出てきたことで、1人の人間として見られるようになったのが大きいかな。 高校生の少年の周りで起こる事件に、自分の過去を重ねてしまう凛は、本当に生身だ。 そうなったことで、事件を追う内に感情移入する「患者側」に対して、薄っぺらになりがちな「治療側」も明確になるんだろうね。 突っ込んだことは、近日ネタバレ読後コメントコーナーにUPする予定だ。
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