今回は前回に引き続きテーマは「心霊現象」でございます。 今回の心霊現象は私の体験談をお話します。 私の通っていた大学は自殺の名所として有名な場所に建っていました。 この自殺の名所ってのがとてつもなく高い橋なのですが、この橋を渡らないと大学に行けないようになているのです。 今思うとこんなとこに大学を建てることがそもそも間違いなのだと思うのですが・・・ 大学受験に合格し、親元を初めて離れ不安と期待で胸膨らませて引越しに向かいました。 受験は大学のキャンパスでおこなわなかったために引越しのときに初めて橋を見たときにその高さと絶景に驚かされました。また・・・ 大学の田舎さに・・・ 大学の合格発表後に友人と大学の場所をカーナビで検索したことがあります。 私「お! カーナビあるじゃん そうだ! 俺たちの大学の近くに何があ るか調べてみようぜ」 友人「おもしろそうだな〜 じゃあ、俺からな・・・・ (カーナビに大学の名前を入れる友人) へ〜 俺の大学の周りはコンビニとかファミレスとかあって不自由 はしなそうだな〜 じゃあ、次はお前大学な (今度は私の大学の名前を入れる友人) あれ? 道路しか表示しなくなったぞ 壊れたのかこのカーナビ?」 私「まぁ、いいさ 農学大だから田舎だってことは知ってるから」 壊れてませんでした! ホントに何もないのです まぁ、いいんですけどね。 それなりに面白かったので〜 田舎っぷりの宣伝はこのくらいにして、橋の話に戻ります。 大学入学当初私は寮に住んでいたのですが、この寮の先輩に大学の前の橋は自殺者が多いという話をよく聞かされていました。 初めて聞いたときは噂にすぎない話だろうと思っていたのですが・・・・。 本当の話でした。 自殺者がいた場合、橋の上からロープで遺体を引き上げるため橋が通行止めになるので分かるのです。 多い時は一週間に二、三回なんてこともありました。 そんな大学に通っていたため幽霊が目撃されることがしばしばありました。 そんな場所なんで幽霊のことには私も過敏になっていました。 そして、ついに見てしまったのです!? あれはとても暑い日でした。当時寮からアパートに引越して順風満帆な生活を送っていた私はお風呂に入っていたのです。 お風呂の扉はすりガラスでうっすらと外が見えるのですが外側に誰かいるのです。 初め何かが通過しただけなので見間違いか何かだと思っていました。 しかし、今度はすりガラスに何かが近づいてくるのです。 それはまさに・・・ 女の顔でした この失神しそうな状況の中で聡明な私は気がついたのです。 これは夢だ! と 夢から覚めなければ、と思った瞬間金縛りにあったように感じたのです。 確かに感じたのです。 前回書いたように幽霊以上のパワーを持っていれば撃退できると常々思っている私は「おきろ〜 負けるな俺〜」と気力を振り絞って起き上がりました。 幽霊の呪縛から逃れた私は汗だくになっていました。 気力をふりしぼった私に待っていたものはさらに絶望なものでした・・・ だったはずなのですが・・・ 白っぽいものが私の前に立っていたのです。 立っていたはずなのですが・・・ このとき恐ろしくてんぱった私は殴りかかろうと振りかぶりました。 発狂寸前でした。 と言うか、叫んでました。 「はぁ〜〜〜〜〜ん」 なさけない声を発し殴りかかろうとした瞬間よく目を凝らしてみると霊ではなく、部屋乾しにしていた タオル でした(泣)もともと目が悪い私はタオルを幽霊と間違えただけでした。 そもそも、金縛りなんかにかかってもいなかったみたいです。 結局今回のこの体験は自分がいかに勘違い野郎かってことです。 シクシク
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