『人生、一度きりよ』

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七倉 薫 /MAIL


2002年03月04日(月) 『最後の答』の答え

北村薫『謎のギャラリー 名作博 本館』を読んでいたら、面白い作品のあらすじが載っていたので、かいつまんで紹介してみる。

題名は『最後の答』、作者はハル・エルスン。

主人公は忙しいサラリーマン。残業中に息抜きのため、バーで一杯ひっかけに行き、それから、深夜のオフィスに戻ってきた。もう誰もいない。
仮面のように無表情なエレベーター係の男が「何階まで行きますか?」と訊く。
「13階」と主人公は答えたが、その階に到着しても男はなかなか扉を開けない。そして奇妙な質問をしてきた。
「自由と奴隷的束縛と、どちらを選びます?」
「自由のほうがいいな」主人公がこうつぶやくと「そのとおりです」と男はすぐに扉を開けた。
主人公は暗い廊下を歩きながら、もし間違った答えをしていたらどうなったんだろう? と落ち着かない気分になった。
オフィスでひとり仕事をしているとまたあの男が顔を出した。
「真実と嘘と、どっちをとります?」
「もちろん真実だよ」と主人公。すると男は出ていった。
主人公は管理人に文句を言おうと思ったが、これを理由にエレベーター係を首になったらかわいそうだ、と思いなおす。
次に男が現れたときには手に拳銃を握っていた。
「愛と憎しみと、どっちがいい? 10秒以内に正しい答えを出せ」
「あ、愛だ」主人公はなんとか答えを言う。
「ご名答」と男は言う。
「もうすぐ警備員が来るぞ」主人公は警告を発するが、男は意に介さない。
「来ないよ、俺が殺したから。なぜって、俺の質問に正しく答えられなかったからさ・・・。さて、最後の質問をするぞ。俺のこと正常だと思う? それともきちがいだと? さあ、10秒以内に正しい答えをしてくれ」

うひょお、これは困りますね。
私は昨日読んで、未だに答えが出てませんぜ。


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