ア イ デ ン テ ィ テ ィ 。   by胡桃。
2003年11月19日(水)  腰が抜けた。
今日は仕事、早く上がれた。

帰ってきて夕飯食べ終わった1歳8ヶ月の甥っ子に。

『あばちゃん。おいでおいで』と呼ばれ。
↑抱っこしてほしいと言う。私はあんたのコマ遣い?笑

2人で。仲良く遊んでいた。

元気に走り回っていた甥っ子。

夕飯の時に食べていたタクアンのかけらをまだ口に含みながら。

嫌な予感がしたのと同時だった。




↑エンピツ投票ボタムです。


反射的に身体が動いた。マッハでかけより。

甥っ子の背中を前かがみさせてめいっぱい叩きながら。

台所にいた母親を大声で呼ぶ。

母が来た。父が来た。おばばが来た。

みんなで『寛多』と口々に叫びながら。

背中を叩いて。口に指を入れて。

背中を叩きながら。私。半泣きだった。


吐いた後は。なんでもなかったように。でも苦しかったんだろう。

自分の胸元を指差しながら『おっきーの。おっきーの』

と何度も言っていた甥っ子。

私たちに報告してたんだろうね。


その後の元気なその様子に。ホッとしすぎて。私。腰が抜けた。

ホッとして腰が抜けるなんてことが。本当にあるってこと。

身を持って知ったよ。


私が台所の母を呼んだとき。

無意識にもう。『ばあちゃん!!ばあちゃん!!!!』

そう叫んでいた。

そんな風に。もう。家族の誰もが。

甥っ子の視点でモノを見るようになった。


それくらいの存在感を示す小さな命。

痛い位。いとおしかった。


よかった。よかった。よかった。

ほんと。よかった。
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