ア イ デ ン テ ィ テ ィ 。   by胡桃。
2004年01月25日(日)  結婚て。
帰ってこないと思われた彼が。帰ってきて。

夕飯をうちで食べていった。

お客様扱いで私たちだけ別室でいつもは食べてたのに。

今日は。父と母とおじいと一緒に。私たちはご飯を食べた。

酔っ払った父と母は。

『娘を嫁にやる想い』について。それぞれ語る。

母は。彼に『とにかく一番に娘のことを考えて』と言い。

父は。『それでも長男としての努めもあるだろう』と彼に言い。

2人は。それぞれ。

自分たちの今までの結婚してからの生活について。思いを馳せ。

私たちに語っていたのだと思う。

長男として嫁をもらって舅と姑と母の板ばさみになった父。

知らない家に入って。父に守ってもらえず。その昔苦労した母。


私の過去が過去だけに。母は。当時のことを振り返り。

『胡桃には幸せになってもらわないと困るんだ』

彼は神妙な顔でうなずき。私は隣で意味不明に泣けてきた。



親というものは。それぞれの思いがあって。

それはきっと彼のご両親も同じだろう。

私はこれから親戚になるうちの家族。彼の家族。



それぞれの想いを。私は今日。初めてちゃんと考えた気がする。

そして。よぎる不安。

2人になってから。彼は『大丈夫。自信あるんだ』と笑った。

彼が優しくて。私は。さめざめ泣いた。

どうして弱気になるんだろう。私は。


周りが言う『結婚の大変さ』の話に。

私はこれほどまでに影響されていたの?

始まる前からびびってどうするんだよ。



彼みたく。強くなりたいもんだ。

彼の。天真爛漫さに私は心底。憧れる。
未来 / 目次 / 過去 / / 写真 / リンク / メィル / ホーム /
Thanks By Photo:君に…