ア イ デ ン テ ィ テ ィ 。   by胡桃。
2005年03月04日(金)  ひどい雪だったよ。
天気予報は見事に大当たり。
私の出社時間10時を迎えた頃には。
『行けるかなぁ』と思ってた朝の雪が嘘みたいに大荒れ。
見事な降りっぷりで。
社宅の駐車場まで行き着いて車に乗り込んだものの。
どうにもこうにも走り出す勇気がない。
『冬はスタットレス』っていう概念で生きてきた私にとって。
ノーマルで運転するなんて。するなんて。涙
途方にくれていたら先輩が電話がきて。

『こっちも雪積もりだしてるし。橋の上凍ってるかもだから。
 こないほうがいいよ』

そうなんです。大学まで行くには。橋を越えなくちゃいけない。
私にとってそれが何より脅威で、
先輩からの電話で。一度は家に戻ったんだけど。

お昼のおにぎりもにぎって。水筒には紅茶を詰めて。
出社の準備万全だったのに。
なんだか悔しくて悔しくて。

初。バスにて出社となりました。
こっちにきてバスなんて乗ったことがなくて。
近くのバス停さえよく覚えてなくて。
それでも。負けるもんかー。と妙な気合だけを頼りに。
ネットでバス会社を調べて。電話してバス停と時間を聞いて。

片道480円。30分乗って。大学へと辿り着きました。

何で。こんなに頑張ったかって言うと。
最近。私。あんまり頑張ってなくて。すぐに断念したがるし。
そういう自分はあんまり好きじゃあないのに。
そうしてしまう自分のことを。きっと旦那はもっと好きじゃないはず。
そう思ってしまったわけで。

なぜか『今頑張らねばいつ頑張る?』みたいに気分はメラメラ。

夕方には。雪もやんで。道路の雪はずいぶんと溶けて。
みんなノーマルで走ってて。すげーな。みんな。てカンジ。
帰りのバス時間までずいぶん時間が余ってしまって。
マックでお茶でもと思ってたら。
先輩の旦那さんが先輩を迎えに来たついでに。
全然逆方向なのに。社宅まで送ってくれました。感激。

すごい楽しげな旦那さんで。先輩もすごい楽しくて優しい人だから。
雰囲気ぴったりで。
先輩の旦那さんは。ちゃんと定時に上がれる仕事をしているらしく。
先輩が残業してたりしても。家でご飯を作っていてくれるんだとか。

一緒にご飯を食べられるのは。週末だけ。っていう私にとって。
2人は本当にまぶしく見えました。
かといって。別に今の生活に耐えられないほどの。
不満を持っているわけでは全然ないのですが。

たぶん。そう。きっと。
色々な『カタチ』があるってことなんでしょう。


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