世間では離婚ってのがさほど珍しくなくなっておりますが、 ついに我が後輩もわずか二年で出戻ってきやがりました。 こんなご時世だけに自活の道は厳しいでしょうが、 がんばって生計たててって欲しいもんです。
それにしても離婚の理由ってのは人さまざまでしょうが、 なんていいましょうか、本人同士の確執ならまだしも、 義母だの義父だの親戚だのが不妊を理由に口出ししてくると、 仲のいい夫婦さえどす黒いモノが渦巻いた中に放り込まれた状態になるんだなと、 話を聞いてて痛感いたしました。 私も不妊、不育で悩んだ経験があるだけに、 そんな時の周囲の態度はそうとう影響を与えることはよくわかります。はい。
あげくに極めつけは「友達の借金の保証人」ってやつです。 これは世間知らずのお人好しの典型なので同情しませんが。
他人にとっていい人でいることは、ある意味生き地獄です。 いい人でいることで、自分にとってかけがえのないもの、 大切なものを壊したり失ってしまうこともあります。 それでもいいんだ。私は騙すより騙されるほうがいいなどと自分を美化して言う人は、 騙されたことで自分だけが地獄を見るだけでなく、 家族や愛する者までが地獄を見るのだという事に気付くべきですが。
後輩は「もう結婚はこりごりです」と笑いましたが、 私は彼女がこの出来事を成長の糧に、これからの日々を自尊心を持って前向きに歩くことで、 必ず本当のパートナーとの出会いがあると思ってます。
心のアザが思い出にかわるそのときまで、 どうか寂しさに押しつぶされない強さを得てくれることを願うばかりです。
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