えー、息子がなにげに昔のアルバムを発見しまして、 新婚当時の私たちの写真を眺めておりました。 「あっ、とーちゃんだー!」と指さす息子。 リビングにはほのぼのとした空気が流れます。
しかし次の瞬間、
息子は「んー、おかーしゃんいないねー」と首をひねるではありませんか。 「えっ!これかーちゃんだよっっ!」と私が指し示すと、 「ちがうねー、んー、いないねー」と言い張る息子。 「じっ・・じゃーこれはっっ??」 「んー、○○ちゃーん」と、若い友人の名前を言いやがる。 「こっっっ・・・これ、かーちゃんだよっっ!!!」 「かーちゃん??」 息子、完璧に(゚Д゚)ハァ? 状態。
・・・・・・リビングに張りつめた空気が漂いはじめる。
「あのねー、これが、かーちゃんだよー」 再度しつこく息子に迫る母。 だが彼は、あからさまに怪訝な顔をしてみせると、 パタッとアルバムを閉じてしまった。
・・・・・息子よ・・・・・
そこに写っていたのは過去の亡霊に過ぎないのかい?(涙)
|